ビンボー家の日々

      
  とりとめもないけれど
     

聞こえないと大声になる

2021-05-30 09:28:31 | 老障介護
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子Aについ声を荒げてしまった金曜日の朝。「うるさいっ!」と。

難聴ではないけれどかなり聴き取り能力が低い子Aだから話す声は大きい。
あまり聞こえていないのでは?と保母さんに言われワタシもそう思っていたので
幼児期に聴力検査をしてもらったことがある。
結果はなんとかデシベルからなんとかデシベル間が聞こえにくいようだ ・・・
ということで、もう少し成長してから調べましょう。ということになった。
が、成長してから違う病院で初歩的検査に臨んだところ「異常なし」の結果。
多少聞こえにくいようではあるが支障はないでしょう。とのことだった。

けれどワタシは知っている。
説明後に聴力検査に臨む成人した子Aが、ガチガチの戦闘モードに入ることを。
まるで巌流島に赴く武蔵か島で待つ小次郎のように。
遠くでかすかに鳴り始める「音」をいち早く聞き取り素早くボタンを押すことで
検査ゲームの勝者になれるのだから、ゲーム好き子Aにはたまらない 。

つまり「短時間での集中できる検査」と「日常生活での聴力」は別物と思う。
その日も仕事に行く朝で忙しく「ながら会話」となった。
ワタシは台所で水仕事、子Aは大声だけどテレビの音も混じるので聞き取り難い。
聞き取り難いのは子Aも一緒、会話は同じ内容が繰り返される。・・・エンドレス
で、うるさいっ! と。その言葉に子Aは興奮した。

子Aはいつでもどこでも大声なので家庭外で顰蹙を買うことがある。
他人にうるさい!と言われたり注意されることは多々あっても
本人に大声である自覚がまったく無いだけに納得させるのは難しい。

感情の荒ぶるままに母親が口走ってはならない言葉でした。気をつけていたのに。






子Aは発達遅滞と当初診断された。
一歳でようやく首がすわり
二歳過ぎて歩けるようになり
三歳頃から言葉が出始めた。
違う科ごとの四種の手術。
検査ときたら思いだせない数。
入院などは一年に複数回あったりで
38年間に20回は余裕で固い。




ワタシが「昼寝が好き」なのはちょっとした現実逃避からなのかもしれない。
もともと口の重いワタシは相手が誰でも会話自体が苦手なのです。。。


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