元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

五代目柳家小さん「石返し」、「狸の鯉」聴了

2017-03-04 22:20:44 | 読書
五代目柳家小さん「石返し」、「狸の鯉」@Amazonオーディブル聴了。
小さんの落語は落ち着いて聴いてられる。ベテランの味というか、稽古と経験からくる自信と言うか。このレベルはやっぱり小三治、権太郎、さん喬の各師匠レベル。


井上光晴展@神奈川県立近代文学館記念トークイベント「娘として、小説家として 〜父・井上光晴」での娘さんの話は衝撃的で面白かった。

2017-03-04 19:29:03 | 読書

井上光晴展@神奈川県立近代文学館記念トークイベント「娘として、小説家として 〜父・井上光晴」での娘さんの話は衝撃的で面白かった。

・瀬戸内寂聴さんが出家した原因は、7年間に及ぶ井上光晴さんとの不倫だったようだ。奥さんが死ぬまで公にすることはなかったが、今は娘さんが父と母、瀬戸内さんの三角関係を題材にした小説「あちらにいる鬼」を「小説 TRIPPER」に連載中であるぐあい公のことらしいが、私は知らなかった。そして、きっと瀬戸内さんもいづれこのテーマで小説を書くのではないかとも話していた。

・母の方がひょっとして文才はあったかもしれない、実際瀬戸内さんはとても褒めていたと。実際に井上光晴の名で、母が書いた小説が出版されたようで、どの作品なのか?は母は言わなかったけれど、母の生前に実は父の名を使って小説を出したと語っていたと。荒野さんは父の作品を読み直してみて「目の皮膚」と「遊園地にて」の短編は、母の作品ではないかと思うと言っていた。

最後のプロレタリア作家と言われる井上光晴さんの作品は、「日本原発小説集」の中の作品を読んだだけ。プロレタリア文学は、やっぱり暗くて途中で読むのがつらくなる。
チェルノブイリの原発事故後に書いた作品だけど、実際に起こった福島原発事故は、井上作品よりもっと悲惨であった。この作品集で一番の秀作は、野坂昭如さんの娘を売らないと生活していけない地方が、原発マネーで潤うが、コミュニティーとして崩壊していく話だと感じる。その他の作家の作品はただの原発プロパガンダ。

展覧会でみた井上さんの原稿は、全て丸善に特注したノートに横書きで書かれている。それも小さな字で一つの小説に一冊のノートがあてがわれている。それを横書きの原稿用紙に書き写していたのが奥さんであり、娘さんも高校生の時にアルバイトで行なったと。なぜ私は原稿用紙に横書きで書けないのか?というエッセイも展示されていたが、雑誌の文字が小さすぎて読めなかった。

それにしても、娘に人と変わった劇的な人生を歩むように「荒野(あれの)」と名付けるとは凄すぎだ。


最近は何でも炭酸で割って飲む癖がついてしまって、今日は風呂上がりにヨーグルトサイダー。 狼の被り物も今夜のスーパーラグビーのサンウルブズvsキングズの試合前に届いて良かった

2017-03-04 18:44:55 | ラグビー
最近は何でも炭酸で割って飲む癖がついてしまって、今日は風呂上がりにヨーグルトサイダー。

狼の被り物も今夜のスーパーラグビーのサンウルブズvsキングズの試合前に届いて良かった。キングズは昨シーズン17位で、18位サンウルブズの一つ上。今シーズンの初勝利が期待出来ます。

柳家三三独演会「横浜三三づくし」@横浜にぎわい座。地元神奈川県小田原出身で、いつも満員御礼! やっぱり客層が横浜野毛じゃん、あそこのブロックは5人中3人が酔っ払っている。

2017-03-04 08:02:49 | 芸術(美術展・映画・コンサートなど)
柳家三三独演会「横浜三三づくし」@横浜にぎわい座。地元神奈川県小田原出身で、いつも満員御礼!
やっぱり客層が横浜野毛じゃん、あそこのブロックは5人中3人が酔っ払っている。
まあこんな酷い天下り利権官僚政治の世の中落語で、何もかも忘れるのがいいやねぇ

小田原生活保護撲滅自虐ネタが出るでしょうか?

村上春樹著「アフターダーク」読了。これが最初に最後まで読めた村上作品で、これはなかなか面白い。

2017-03-04 08:01:36 | 読書
村上春樹著「アフターダーク」読了。これが最初に最後まで読めた村上作品で、これはなかなか面白い。
まず、感じたのはハードボイルドの大作家レイモンド・チャンドラーの書き方に似ている。最初は我慢して読んで、そのうち読み始めて行くうちにストーリーに引き込まれるのも、チャンドラーの作品に似ている。