元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

オルセーのナビ派展「預言者たちの − ささやきとざわめき」@三菱一号館美術館(東京丸の内)。

2017-03-09 22:44:49 | 芸術(美術展・映画・コンサートなど)
オルセーのナビ派展「預言者たちの − ささやきとざわめき」@三菱一号館美術館(東京丸の内)。
・ナビ派と言うのは始めて聞いた。何とも中途半端な絵画だと感じがしたが、展覧会の解説によると平面性・装飾性を備えた20世紀美術を先取りした芸術であると。そう言われると確かに、フォービズム臭い作品もあるし、これは印象派じゃんと思われるような作品もあって、前衛的であるがゆえの中途半端は、それなりに面白い。
・ヴァイヤールの「八角自画像」は、素晴らしい作品でした。

・構図とか、色使いとか、扇や屏風や掛け軸の様な縦長のキャンバスに描くところとか、かなり日本の浮世絵とかに影響されているのがよくわかるが多かった。
・色使いなどは、現代のイラスト、例えば「わたせせいぞう」さんの作品を思わせる絵画(青空とか海とか綺麗な単色でシンプルに書くところなど)もあって、綺麗でした。


映画ヨーヨー・マ主演「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」@渋谷東急bunkamura。

2017-03-09 21:12:27 | 芸術(美術展・映画・コンサートなど)
映画ヨーヨー・マ主演「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」@渋谷東急bunkamura。
本年度のグラミー賞で「最優秀ワールドミュージックアルバム」賞を、取っただけのことは十分にある素晴らしい映画。
しかし英語版の題名「Music from strangers 」の方が、ずっとしっくりくる。ヨーヨー・マがのんびりとシルクロードを旅するような内容ではない。今のシルクロードの国々は政治的に問題のある国ばかりで、とても悲しい現実を突きつけられる、とても政治的にも重たい映画。
それでも、やっぱり音楽という芸術は歴史を超えて、未来永劫存在し続けることの素晴らしさが確認出来、希望も湧いてくるが、やっぱりシリアの現実とか悲し過ぎる。
また、全編に流れる無伴奏のチェロ組曲がいいねぇ!