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2022年は客観的な予想を心がけます。

マーメイドS(GⅢ)回顧

2005-07-10 23:48:07 | 回顧
天候:曇  芝:稍重 

【馬場状態】稍重。最終週で内の馬場悪い。追い込み利きづらい。
12.7 - 11.7 - 12.1 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 11.7 - 11.7 - 11.9 - 12.8
(36.5-36.4)(48.5-48.1)(60.5-60.0)

【展開】2番手のマイネサマンサは折り合いに不安があるため、積極的に行けない。
そのため、ダイワエルシエーロが楽逃げの展開。
追い込みの利きづらい馬場のため、前残りの競馬となった。

勝ったダイワエルシエーロは上記のとおり、終始楽な逃げ。
直線で手応えが怪しくなったものの、踏ん張って逃げ切り勝ち。
これでオークス、京阪杯に続いての逃げ切り勝ち。
揉まれ弱い馬だけに、単騎逃げなら全能力を発揮できる。
急仕上げの前走を叩いて状態も上向いていた。
ただ、展開に恵まれた感は否めず、完全復活とまでは・・・
次も単騎で行ければ。

2着のマイネサマンサはスタート直後に意識的に下げた。
しかし、スローの展開を見越してか、1角で外を慎重に通って2番手へ。
この展開でも何とか折り合っていた。
抜群の手応えで、直線半ばに勝ち馬に並ぶも、突き放されてしまう。
やはり、この距離では折り合いに気を使う分、不利。積極的な競馬ができない。
ベストは1400m~1600m。スピードを生かす競馬が合っている。

3着のミスパスカリはスローの展開を最後方からジッと我慢。
最後は大外から一完歩ごとに鋭く迫るも、届かず。
だが、展開不向きのなかで差してきたのは高く評価できる。
体質が強化され、一戦毎に強くなっている。
追い込み馬だけに展開の注文が付くが、秋に向けて面白い存在。

4着のマイティカラーは道中、中団のインを追走。
直線、追い比べになって伸びず、下がらず。
頭が高く、時計勝負は辛い印象。
稍重で時計の掛かる馬場だったことはプラスだった。
今後はパンパン馬場での時計勝負が課題。

レクレドールはまたしてもスローの術中に嵌ってしまった。
道中は最後方でミスパスカリに被された。
人気を背負っていたこともあり、スローの展開に我慢し切れず、早めに前へ進出。
しかし、直線で脚が止まってしまい、後ろの馬にも差された。
決して長くいい脚が使えるタイプではない。早めに動く展開は辛い。

メモリーキアヌは道中、いい感じで追走し、一旦は3番手まで追い上げるも・・・
実績のない阪神コースで、時計が掛かる馬場とはいえ、
スロー直線勝負は合わなかったか。

メイショウオスカルは課題の折り合いも付いて、いい感じで好位を追走するも、
直線で失速。陣営によれば「上滑りする馬場だと自ら走るのをヤメる」とのこと。
ベストは1800m。良馬場で見直したい。

反省点の多いレースとなった。展開と適性を見誤った。



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