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共同通信杯(GⅢ)回顧

2011-02-13 19:27:56 | 回顧
【馬場】Dコース。良発表も前日の雨が残り、少し時計の掛る馬場

13.1 - 11.5 - 12.2 - 12.4 - 12.4 - 12.5 - 11.3 - 11.1 - 12.0=1:48.5

 コース利を生かしたナカヤマナイトが差し切った。発馬直後から無理することなく、馬任せで後方に控える。終始、馬群にインをロスなく立ち回る。流れが緩いだけに道中は痺れる手応え。3~4角でも馬群はギュッとひとひと塊。鞍上の柴田善Jは大外ではなく、最内に進路を求める。しばらく進路がなかったが、坂上で逃げたディープサウンドが外へ膨れてできた最内を見逃さなかった。一気にスパートしてインに突っ込む。スローで各馬も脚をタメているためになかなか渋太い。それでも、一完歩毎に力強く伸びてゴール前でギリギリ差し切った。流れを考えれば経済コースを通った恩恵と坂上での一瞬の好判断が功を奏した。自身も首を柔らかく使えて瞬発力が磨かれている。

 ユニバーサルバンクは好発からスッと2番手で流れに乗れた。流れを考えればこれ以上ないポディションだったし、直線も脚を使ってディープサウンドを突き放している。決め手が勝ち馬のほうが1枚上だった。もうワンパンチ必要だ。

 ディープサウンドは逃げ馬不在のなか、思い切ってハナへ。そこからはうまくペースを落として折り合えたが、直線の叩き合いで脱落。気難しいところがあるようだが、今日は気分よく行けた分粘れた。もう少し成長待ち。

 ベルシャザールは発馬でトモを落として出脚がつかず。そこからジワーッと馬群の外を通ってポディションを上げて行く。ここで脚を使わされたのは否めない。3角手前からは4番手の外めで我慢。だが、スローの流れで終始、馬群の外めを通らされてロスの多い競馬。直線でハミを掛け直されるも、反応は案外だった。前半のロスも合わせて勿体ないレースだった。だが、大型馬で速い脚はそれほどないタイプ。中山の締まったペースのほうが合っている。

 サトノオーは勿体ないレースになってしまった。発馬後は無理することなくスッと後方に控える。だが、逃げ馬不在でレースは超スロー。当然、3,4角では馬群が固まって内めに進路がない。仕方なく直線は大外へ。そこから良い脚を使って追い上げているものの、上位陣とは位置取りの差が大きかった。距離へのメドは立った。次走は巻き返す。最近の横山典Jは流れに乗れない騎乗が多く見受けられる。

 ダノンバラードは、テンに少し行きたがっていたし、スローの流れを考えると外々を通らされたロスも大きかったが、それにしても追ってからの反応がさっぱり。重心が沈むところがなかった。位置取り云々の問題ではなかった。残念。


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