TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

リスペクト(512)

2006-05-30 01:03:09 | tennis
 全国選抜の会場で友人であるコーチからお話を聞きました。このコーチ、以前は関東でコーチをしていたのですが、今は地元である地方にもどって活動をしています。初日に会った時の一言。「難問山積です!!問題だらけ」。この日はお互い忙しく、ゆっくりお話できませんでしたが、翌日話を聞くチャンスがありました。内容はこんな感じです。

 首都圏のテニスクラブでは、例えば県ジュニアなど、関東、全国へとつながる重要な大会ではコーチたちは必ず試合を見に来て(クラブによっては2人、3人、4人もコーチがくるクラブもあります、ま、あたりまえ)、子供たちの本当の姿を見て、生きたアドバイスをし、日頃の練習にフィードバックします。小さいころは親がコーチングをしている家庭も、高年齢になるに従いコーチングが微妙で高度な世界に入り込むとコーチに任せる度合いが高くなります…というか、親が職業コーチでないかぎり、ほとんどがコーチを信頼してまかせることになります。
 ところが、この地方、コーチが試合を見に行ったり、他クラブとの交流試合を組んだり、遠征に引率したりなどの活動を許す寛大なテニススクール経営者が皆無で、こういったことがまずあたりまえになっていない。
 そして、親たちもコーチたちのことをリスペクトしていない。たとえば全国選抜に出場した選手の親も「コーチ、今回は私(親)が連れて行きますので、コーチは結構です」といった具合です。子供たちが遠征に行き、コーチに最高のケアをしてもらい、最高のアドバイスや練習をしてもらうより、自分(親)が試合を見たいほうを優先させる事を選択するそうです。そんな話をしている途中に親がやってきて「コーチ、私ら明日帰りますから!」なんて冷たく言い放って去っていきました。以前聞いた添田豪くんの父母のお話が頭に浮かびましたねぇー。彼らは自分たちが見にいくよりも最高のトレーナーを我が息子に付け、最高のパフォーマンスをしてもらおうと、自分たちの(息子の晴れ姿を見たいという)欲望をぐっとこらえたそうです。

 そういう話を聞くと、私の住んでいる県、あるいは私のクラブの選手やその親たちは、コーチをリスペクトしてくれているんだなー!なんて、そしてありがたい事だなぁと感じました。日本の中でも地域により意識の高さの違いを感じる事がありますが、またまた感じた話でした。ただ、そういった地方からもすばらしい選手は出ています。他の意識の低い親たちと一線をひいて、自分たちの意識を高く保った人たちだと思います。

 私も前のクラブでは、親の意識改革をテーマにかなり力を使いました。ある親たちは勉強してくれてどんどん意識を高くしてくれましたが、ある人たちはだめでした。ぜひこの話をしてくれたコーチもこのブログを読んでいてくれたら、意識改革がんばってほしいです。苦労したぶん自分の力も高まりますよー!!!



 そうそう、まったく関係ない話なんですが、試合のエントリーをファクスで送る場合は、送ったあと必ず電話で届いたかどうか確認しましょうー。ATF14/U Japanのエントリーで数人のが白紙ファクスになっているそうですよー!!!おはやめに電話確認しましょう!!!
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タワー完成!!!(511)

2006-05-30 00:28:54 | 
 毎週月曜日のたびに生徒さんのSさんのお宅におじゃまして、作っていました!!

 何をって?タワーです。クレマチスのモンタナ種ルーベンスを這わせる塔です。今日は完成し、トラックを借りてきてクラブに設置の予定日です。ラッキーにもお天気に恵まれ、完成しました!!!!!!!!もうすばらしすぎて声も出ません!!!!
このところ、この制作に命をかけていました(←ちょっとおおげさすぎ)

 来年の今ごろが楽しみです。咲き乱れるモンタナルーベンスを想像すると、うっとりしてにやけ顔になり、気味の悪いおっさんだなと道行く人に思われそうです、はははは。

 しかし、自分で作ると豪語したわりには、制作の約99%はSさん。たいへんありがとうございました。いくら感謝してもたりません!!みなさん、来年の花をお楽しみに。

 おお、それから、うちのクラブのちびっこのみなさんに一言。このタワーは登るととっても危ないです。登ってしまった子にはもれなくきまたコーチの大かみなりと、大回りコース100周のプレゼントがありますのでご注意くださいませませ。特にわんぱくな子たち。
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県中学生大会ダブルス(510)

2006-05-30 00:13:41 | tennis
 日曜日は全国選抜の結果を微妙に気にしつつも、雨の天台で県中学生大会の女子ダブルス観戦です。同じ中学でないとダブルスには出られないため、普段ジュニア大会に参加しクラブで鍛錬している子たちどうしのペアというのは少なく、とてもレベルは高くない状態です。時には3回戦くらいまでアンダーサーブなどが登場する中、全日本トップのDさんたちのペアが戦う姿はとてもかわいそうでなりません。

 うちのクラブのNとAのペアはよくがんばり、苦労しながらベスト8に入るも、4決めでDさんKちゃんペアにおだんごで負け、順位戦へと進出しました。朝の大雨のせいで進行が遅れ、続きは後日となりましたが、この順延というのが選手たちにとってはとっても大きな収穫となります。初日勝ち残った(厳密には勝ち残ったとは言わないかもしれませんが)という充実感と、まだ順位戦で勝てば関東に行けるという事実が次の日程の日まで、選手の練習を充実させます!この1more weekはとても重要で、上達するのです。今日もこのふたり、練習の目つきが違いました!!!はは。

 そして、例えば関東に行けた人は、また夏まで高いモチベーションで練習し格段に上達しますし、関東へ行けなかった選手はそれなりの上達をします。勝った子はもっと強く、負けた子はより弱くのとっても厳しい世界なのです。だからこそ、関東へ行けなかった子はそれ以上のがんばりをしないといつまでたっても追いつき追い越すことはできません!!!今日はちょっときびしーーーーーいお話でした。みんなチャンスをものにしろよー!!!

 写真は全国選抜より。「おんなは美白が大切ですー」いつも日傘のSコーチとHくん。ははは。
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