TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

アピール力(546)

2006-07-04 00:17:13 | tennis
 おととしの10月、オーストラリアンオープンが開くトレーニングキャンプのタイ(バンコク)に参加者として参加、そして昨年末にインド(デリー)にて参加、今回日本ではお手伝いスタッフとしての参加となりました。これで終了証は3枚たまりました、ははは。

 タイとインドのキャンプではリッチーさんという切れ者のオーガナイザーが常にサンダルでコートサイドから目を光らせていました。彼は初日の練習からすべてのクラスを見て、レベルがそぐわない子のクラス変更をグサグサと行い、2日目からは各クラス、レベルは完璧となり、子供たちもみなハッピーです。今回、オーガナイザーがいなかったため、日本協会側の中心的人物のYコーチにその事を行うべきだと初日に言ったにもかかわらず、2日目がすぎても行われません。もう一度私が言ったのと、子供たちのほうから苦情がきたのもあって、ようやく行うことになりました。

 ここからがおもしろい!

 Yコーチは、各クラスまわって、「お前上のクラスへ行け!」的なことを行わず、自己申告制としました。つまりアピール力が要求されるわけです。私のその日受け持っていたクラスからは3人の子がアピールしてきて、次の練習から上へ行きました。
しかし、私のクラブの教え子の1人はグループ5くらいにいたのですが「木全コーチ、私1番上のグループ1のクラスにいきたいんですけど!!だって、この間1番上のクラスの子とセットオールだったから!!」と私には言っていたのですが…。
アピールタイムには恥ずかしがってそれをYコーチに告げることはできませんでした。言ってみたからって、いきなりグループ5からグループ1へ、というのはムリかもしれませんが、言ってみてどうなるか様子をみることはできたはず!!!

 アピール力はこういった場ではものすごく大切ですよー。

 ちなみにデビルYはインドで日本代表チームの練習に混ぜてほしいと1回目に言って断られてから、2回目に言いにいって受け入れてもらえました。以後すべての練習を彼らと行ったのでした。
コメント
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