TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

ポジティブな緊張(567)

2006-07-20 02:13:56 | tennis
 夏休みが近づいてくると、毎年毎年、子供たちの練習中の精神状態が微妙で、さまざまです。

 試合が近づいているのに、あまり心が盛り上がっていない子。
 試合が近づいて、勝ちたいという気持ちのあまり、とてもナーバスになっている子。
 大切な試合が近づいてきているというのに、自分に合ったラケットを手にいれることができず、わかってはいてもついついミスをラケットのせいにしてしまう子。
 持っている全部のラケットのガットが切れてしまって、試打用ラケットでボールを思うようにコントロールできないながらも必死に自分がきれないようにがんばる子。
 自分の調子が悪いながらも、最後まで涙を流しながら自分とたたかう子。

 とある有名な外国の先生によれば、人間の心の状態は4つに分けられるそうです。

(1)ポジティブに緊張が高い状態
(2)ネガティブに緊張が高い状態
(3)ポジティブに緊張が低い状態
(4)ネガティブに緊張が低い状態

よくピアノの発表会なんかの直前に「緊張する」とかいう時の緊張は「どきどき、がちがち」というような言葉があう(2)の状態に近いんじゃないかと思います。

試合前は自分の心を(1)の状態に持っていけるようにしましょう。ピリピリしているけど、わくわくの心もあり、前向きにいいプレーができる状態ですよー。(この前、この話を子供たちになるべく簡単な言葉を選んで話したのですが、6年生くらいでも少し難しかったです、でもどういう意味かよく考えてねー)

プレーヤーは自分の心をいい方向へ導く、コントロールするしかたを学んでいかなければいけません。
 
コメント (8)
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