数日前、野鳥の会の人と知り合う。
ときどき田んぼで見かける…灰色の雑巾みたいな汚い色をした大きな鳥はなんていう鳥ですか?と問うてみる。
これだけの情報にアオサギだね。と即答される。…あれを汚い鳥と言ったのは初めてだと呆れられる。個体別に柄の出方に多様性があってきれいな鳥だよ。確かに青くは見えないけど、昔の人は青く見えたのかもしれないねと言われる。
…ほんとうに。あまりに考えのない言い方。どうしてこう…と少し落ち込みながら帰宅途中に川にかかっている青灰色のパイプの上に止っているアオサギらしき鳥を見つける。
アオサギみたいなのがおった!…本当に青く見えるかなと、まじまじと見つめる。羽の部分は青っぽい灰色だけど胴体?の羽と胴体が重なったところが紺色に見えるような気がする。
見つめてみたら、いままでどうして汚い色に見えていたのだろうと不思議に思うようになる。田んぼの稲の緑の中で見ていたためだろうか。大きさが鈍重に見えて、それで汚いと思い込んでいたのだろうか。…普通にゆがんだ見方をしているとこわくなる。
アオサギ、今まで悪く言ってごめんなさい!今朝も見かけたけれど、きれいなフォルムです…