用事のついでにウォーキングでもしましょか。と公園に行く
池の周りが歩けるようになっていて、春休みかしらん学生さんたちが出口で売っているたこ焼きを食べながら楽しそうにしているのを見て
…たこ焼きおいしそうね。いかんいかん無駄食べしなさんな。行くぞねと回りはじめる。
歩きながら今日は風がないから水面がきれいね。などと思っていると
池の端のほうにロープを渡していて、その中央に小鳥よけのカラスの模型みたいなものが見える。ここに鳥よけ置いても意味ないのでは?と思いながら近づくと
くちばしの黄色っぽい鵜のような鳥が停まっていて羽をばたつかせては戸惑っているように止まりを繰り返している。しばらく眺めていても同じことを何度もするので、もしかしたら飛びはじめでロープがたわむから踏み切れず飛ぶに飛べないのでは、と心配になってくる。
そうこうしているうちに帰る時間が近づいてきたのでまた、歩きはじめる。茂みのようになっているところを抜けてまた、見かけると同じことをしている。んん。こういうときのレスキューってどうしたらいい。などと遭難者扱いをしはじめる。
そうしてまた見えなくなる所を歩いて、どうなの。と見かけると、いない。水面を泳いでいる。
安心してどっと力が抜ける。…そうして、なんなのこのごく自然にネガティブに取るのは、あのこ飛ぶ練習とかじゃれるとかしてたんじゃないの。とあきれながらも、他もいろいろ実態より大分悲観的に見ているのではと思い、ぎょっとする。