今夏は、いろいろあって忙しく、ほぼ職場と家の往復。
合間に高校野球を観ながら、小学時代の先生がごく単純なルールを教えてくれていたのを思い出したり、野球王国と呼ばれていたころの熱さを押し寄せるように追体験していて、あれま、齢をとったら今も昔もちゃんぽんになるのね。これ、私だけ?といぶかしい思いをした。
後日、新上海エピキュリアンというコミックを縁あって読んでいた時、高校の夏休み…といっても補習と称して登校はしていたけれど、なんかしらんばからしくなって空き教室でドグラ・マグラと帝都物語を同時読みしていたこと、帝都物語に没頭したこと、ドグラマグラの内容は覚えていないのだけど体中がぐらぐらするような、どうかなっちゃうんじゃないかという衝撃をおぼえたこと、その時食べていたコロッケパン、その後、掲示板を眺めていて猫のしっぽを踏みつけて、噛まれたことを思い出す。…イマオモエバアノネコナンデアンナチカクニイタンダロウネ?…と読んで楽しみながら思い出す。あら、またちゃんぽんだわ。幻想小説や伝奇ものを楽しむことを大分の間忘れていたことに気がつく。
ある意味面白い経験をした夏だった。