高齢者のひとりごと

 日常の出来事に自分の思いをつづっていくつもり

私の戦争追悼記(5)

2012-08-10 16:08:43 | Weblog

 8月10日  今日は日中は暑かったけど、朝、晩は少し涼しくなってきたね。 これは立秋を過ぎたからかな。

 また、昨日の続きだけど、自宅の宅地内の菜園の隅に露天掘りで防空壕を掘ることにした。

 当時、いつもいない40歳の父と高等小学の兄、それに小学4年の兄と私の4人で掘ることになった。

 その頃は食糧事情が悪く、今と比べると体格は小さかった。 だから、私にスコップを持たされても重くて

よく扱えなかったけど、やらされたよ。 本当に泣きながら掘ったことを覚えているよ。 みんな自分の

命がかかっているから真剣だった。 「 防空壕  子供も泣いても  掘らされた   これが戦争だよ。

 広さは半畳、深さ1.3mくらいで上は竹の棒を渡し、筵で覆った、ごく粗末な防空壕だったよ。

 でも、使ったのは2~3回くらいだったよ。 空襲警報は出たけれど、焼夷弾が落ちた以降、ほとんど爆弾の

投下が無く、近所で焼かれた家は無かったからさ。