高齢者のひとりごと

 日常の出来事に自分の思いをつづっていくつもり

私の戦争追悼記(11)

2012-08-16 15:51:45 | Weblog

 8月16日  今日は快晴で暑かったね。 終戦の日と同じような天気だなぁ。 天気も1日遅れだけど、

戦没者を追悼してくれたのだろうな。

 よく考えてみたら、私も戦争に協力していたことに気付いたよ。 小学校の低学年でどんなことをしたかって?

 終戦の年の5月だったね。 当時、家では養蚕が盛んでたくさん飼っていたから畑の桑の枝を切って、

葉は蚕に与え、残った枝はかまどの燃料にしていたんだけど、村から桑の枝の皮を剥いで乾かして

持ってくるようにとの指令があって親から言われ、一生懸命桑の皮を剥いだよ。

 やり方は桑の枝の元に小刀で2ヵ所切り、竹を少し間を空け、2本立てて竹の間に枝を入れ、

削いだ皮を両手に持って竹の外にまわして下がると、きれいに皮が剥けるんだよ。

 「 子供でも  協力させられ  それ、戦争 」 桑の枝の皮が兵隊の服装の原料になると聞いたよ。

 当時は戦争に加担している意識は勿論なかったよ。 でも、戦争の勝つことは勿論望んでいたし、

欲しがりません、勝つまでは」 が当時の合言葉だったからね。