8月16日 今日は快晴で暑かったね。 終戦の日と同じような天気だなぁ。 天気も1日遅れだけど、
戦没者を追悼してくれたのだろうな。
よく考えてみたら、私も戦争に協力していたことに気付いたよ。 小学校の低学年でどんなことをしたかって?
終戦の年の5月だったね。 当時、家では養蚕が盛んでたくさん飼っていたから畑の桑の枝を切って、
葉は蚕に与え、残った枝はかまどの燃料にしていたんだけど、村から桑の枝の皮を剥いで乾かして
持ってくるようにとの指令があって親から言われ、一生懸命桑の皮を剥いだよ。
やり方は桑の枝の元に小刀で2ヵ所切り、竹を少し間を空け、2本立てて竹の間に枝を入れ、
削いだ皮を両手に持って竹の外にまわして下がると、きれいに皮が剥けるんだよ。
「 子供でも 協力させられ それ、戦争 」 桑の枝の皮が兵隊の服装の原料になると聞いたよ。
当時は戦争に加担している意識は勿論なかったよ。 でも、戦争の勝つことは勿論望んでいたし、
「欲しがりません、勝つまでは」 が当時の合言葉だったからね。