高齢者のひとりごと

 日常の出来事に自分の思いをつづっていくつもり

私の戦争追悼記(19)

2012-08-24 15:26:01 | Weblog

 8月24日  今日も暑いね。 残暑は何処かへ行っちゃたようだね。 毎日本番並の暑さだからさ。

 また終戦直後の話だけど、敗戦で沈滞ムードのとき、希望を持たせてくれる歌があったね。

 その代表的なのが「りんごの歌」だったよ。 毎日のようラジオから聞こえたね。 歌いやすく明るい

感じがして大ヒットしたね。 でも、私の一番、気になった歌は 「星の流れに」という題の歌で、当時の

若い女性が戦争で不本意な人生を送らねばならなかったことを表したものだけどね。

 仕事がなく、結婚もできず(適齢期の男の多くが戦死し、男1人に女はトラックに1台と揶揄されていたよ)

公認の売春宿(赤線区域と呼ばれていた)で働く女性もいたけど、この歌の女性は夜、自ら街頭に立って、

体を売っていたようだ。 最後の歌詞がすっごく印象的で、国や世間に抗議している姿が見えるようだ。

 その言葉が「こんな女に誰がした」 この歌を聴くと、もし私が女に生まれていたら同様な人生を

送っていたかもしれないと思うと他人事とは思えないよ。

 「 戦争で 人生漂流 夏の雲 」 戦争で生き残っていても夏の天気の積乱雲のように急変し、

大雨や雷が発生するように、人生の希望などが持てなくなり、流転するよ。

 だから戦争はしないことが勿論、いいんだけど最近は領土問題などその素地はあるね。