田辺・蟻通神社「湊祭」
平成29年 田辺・蟻通神社の湊祭が10月17日に行われました
午前に神社で渡御式、昼ごろ扇が浜の御旅所で潮ごり神事
湊本通りの神社鳥居前で
雨の中
宮入させようとする氏子と抵抗する獅子との攻防があり宮入り
境内で奉納獅子舞が行われた
<鳥居前の攻防>
雨中の獅子と氏子との攻防は
獅子の中の人が滑って転んだり大変でした
蟻通神社はあちこちにあるが田辺では「御霊さん」と呼ばれ
湊の地主神として尊崇されています
神社内に楠 銀杏 榎などの大木があり
「蟻通神社の森」は田辺市文化財第1号に指定されています
安政元年(1854)の大火時にこの楠の大木から
水を吹いて町を守ったと伝えられて「霊樟」と呼ばれています
因みに
蟻通しの由来は
昔々 この田辺に外国の使者が訪れ
法螺貝に1本の糸を通さねば日本を属国にするとの命を出しました
若い神様が
蟻の体に糸を結び甘い蜜でおびき出し無事に通すことができ
若い神職の知恵を褒め
無事に属国にならずに済んだとの言い伝えがあります
これにより蟻通神社は「知恵の神さん」としても崇められています