先んずれば人を制す
漁夫の利
棚から牡丹餅・・・
いろいろ言葉が思い浮かんできました。
トリノオリンピックのスノーボードクロスという競技を観ていたときです。
とても面白い競技ですね。
オリンピックでは今回はじめて採用された競技だそうですけど、予選はタイムトライアルで、それに勝ち抜くと次からはトーナメント。決勝までは4人がいっしょに滑って、上位の二人が勝ちあがっていくというシステムです。
かなり前のブログでフィギュアスケートの採点は分かりにくいと書きましたけど、冬のオリンピックは分かりにくい競技が多いですよね。モーグルも速さだけでなくエア(ジャンプ)の採点が絡んできますし、スノーボードのハーフパイプなんてフィギュアスケートより分かりにくい気がします。ジャンプにも飛形点があったり・・・(全部、ボクの勉強不足なんですけどね。)
※(ご参考)以前の記事「フィギュアスケートの採点」:http://blog.goo.ne.jp/hoddy/e/3044a70137fa3b8d6b06c97a73c9fb9e
でも、スノーボードクロスは何しろ分かりやすい。でも、面白い。
スキーの滑降やスピードスケートも分かりやすくて面白いですけど、0コンマ何秒という微妙な数字の違いが何ともいえず後味が悪いんですよね。(特に日本選手が負けると・・・)
でも、スノーボードクロスは勝ったか負けたか明確です。トーナメントは秒数は関係なく、とにかく2位までに滑り込めば勝ち。3位以下なら負け。
その2位というのが肝ですね。1位でも3位でもなく、2位まで。
だから2位争いが熾烈で、“先んずる”1位の選手は自分のラインを滑れますけど、2位以下はラインの奪い合い。フジテレビが「雪上のサバイバル」と表現していましたけど、まさにその通りですね!
みなさん、ハローです。ホディです。
女子スノーボードクロスの藤森選手、惜しかった、というか良くがんばりました。
準々決勝で見事な「漁夫の利」を得て、準決勝進出!
その準々決勝は大差の4位でしたけど、途中まで我慢を続けていると、ほとんどゴールに近い終盤にドラマが・・・なんと熾烈な2位争いをしていた2位と3位の選手が交錯して転倒・・・藤森選手は差が開いていたため、巻き込まれずに2位に滑り込み。
惜しくも、準決勝や順位決定戦では負けてしまいましたけど。。。
決勝でもドラマがありました。大差でリードしていた1位のアメリカの選手がゴール目前になんでもなさそうなところで転倒して、2位だった選手が大逆転の金メダル。
「勝負は下駄を履くまで分からない」というのは野球でよく使われる言葉ですけど、この競技にもピッタリですね。
いや~面白かったです。
最後に話は変わりますけど、今日は池袋の東武デパートでやっている「伝統的工芸品展WAZA」を見て来ました。
ちなみに、島根からは「石見焼」、「石州和紙」、「出雲石燈ろう」が出展していました。
こういう機械では作れない伝統工芸は貴重ですよね。
良いモノがキチンと評価され、商売になるように、何かできないかな・・・
と、「僕の生きる道」では考えています。
タイムや採点ではなく、着順というのがいいですね。
そしてスリル、意外性がアリ、最後まで分からないというところも○です。
実力よりもどちらかと言えば「運」が
必要かな?
確立からいけば、独走の1位の人か
独走ペケの4位の人が1位になれる可能性が高いスポーツ。
シロクロはっきりわかるスポーツは、
見ていてすっきりするのは、私だけ?
ホント面白い競技ですよね。
意外な発見でした。是非、W杯とかテレビで放送して欲しいですね。
godaiさん、コメントありがとうございます。
シロクロはっきりしていて、ホントすっきりしますよね。
差が離れていても「まだ分からない」と期待が持てるって面白いですね。
>良いモノがキチンと評価され、商売になるように
ホントにそうですね。「評価」にも色々なされ方があって。打ち上げ花火のように刹那的な美しさや派手さで「評価」されるものもあれば、線香花火のように地味ではあるけれど何ともいえない余韻や情緒が長く長く「評価」されるものもある。
でも仰るとおり、残念ながら後者の評価の多くは、制作者の名誉欲は満たしてくれても、金銭欲は満たしてくれない傾向がありますよね~。私はいわゆる制作者ではありませんが、何だかそれがとても残念でなりません。
hoddyさん、ぜひイイモノを商売として成り立たせましょう。私も陰ながら賛同して、小さくともアクション起こしたいと思います。
#週末はありがとうございました!
こちらこそ週末はありがとうございました。
個人的には何となく、見栄えの良いモノ、便利なモノに偏って評価されている傾向があるような気がしてなりません。もちろん、大切な要素ではありますけどね。
地方の伝統工芸なども変に迎合するのは良くないと思いますけど、もっと販売力とマーケティング力を得られれば・・・と思うんですけどネ。
でも、良いモノの評価ってホント難しいですよね。制作者のみならず、購入者や評論家などの単なる個人的な主観での自己満足かもしれませんし。。。
とにかく、今は自分の感覚とビジョンを信じて、少しずつがんばりますよ。応援、よろしくお願いしますね。
見に行ってきました。 本当にこういう技術は
なくならないで欲しいですよね!
もう少し気軽に買える値段だと、もっと
愉しいのですが、難しいのでしょうね!!
TBさせて頂きました、宜しくお願いします!!
TB&コメントありがとうございます。
「伝統的工芸品展WAZA」、見ているだけもなかなか面白いですよね。
ホントこういう技術はなくても現代的な生活には困らないのでしょうけど、なくならないで欲しいですね。
>もう少し気軽に買える値段だと、もっと愉しい
おっしゃるとおりだと思います。
個人的にはなかなか数が売れないので、その分、利益率を上乗せしているところも多いのかな???なんて勝手な想像もしていますけど。。。
いずれにしても、安さというより「気軽」ということなんですよね。
大事だと思います。