考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

日常の薄情

2006-11-16 23:51:35 | 徒然なるままに

人間の理性にとっては、さまざまな現象の原因の総和は理解できないものだ。しかし、原因を突き止めたいという欲求は、人間の心に植えつけられている。そして、人間の理性は、さまざまな現象の条件が無数にあり、複雑であり、その現象のそれぞれが独立して、一つの原因をなすように見えることを、深く考えずに、最初の、一番わかりやすい近接のものを捕らえて、これこそが原因だ、と言う。

(トルストイ「戦争と平和」第4部第2編1)

原因はいくつもあって、安易に「原因」を作り出すと本質が見えなくなる・・・
それでも、原因がないと不安で落ち着かない・・・
新聞の自殺のニュースで、「いじめが原因」などと“一番わかりやすい近接のもの”を取り上げるのを目にするのはうんざりですけど。目の前の、自分の過去が交わることでは、記者と同じように「原因」を探している・・・
そんなことは、もう止めよう。
と、自分に何度も言い聞かせる・・・

でも、ボクの日常はとても薄情だ。

今日は午後から「CallCenter/CRM Demo&Conference2006」というイベントに行ってきました。新しい仕事の関係で、コールセンターの立ち上げをやろうとしていますので、その情報収集のために。
それにしても、多くの企業が出展しているんですね。しかも内容は多岐に渡りますし。とりあえず、いくつかの企業の話を聞くだけで、あっという間に予定の半日が過ぎました。
本来ならば、コールセンター新規構築に関係するものだけを効率よく聞くべきなんでしょうが、何しろ手探りで企画し始めたばかりなので、どこの何を聞いてよいのか???
道先案内人、コーディネーターが必要か。。。
それでも、いろいろな話を聞いているうちに、少し頭の交通整理ができてきた気もします。将来的なアイデアも浮かんできましたしね。

でも、せっかくの機会なので、もう少し勉強したい。
明日、もう一度、出直し・再チャレンジです。

みなさん、ハローです。ホディです。

帰りにCD屋に寄って、ミスチルのシングルCD『しるし』を購入。
ついでに隣の本屋に顔を出すと、早くも『水滸伝(二)替天の章』が出ていました。先月から毎月のボクの楽しみになった「北方水滸伝」。(文庫本は全19巻、毎月20日前後に発売されることになっています。)
発売日に「club水滸伝」からメールが届くはずだったんですけどね。本屋さんのフライングでしょうか? そんな少し早い喜びを感じつつ、昔、少年ジャンプを楽しみにしていたことを思い出しました。月曜発売ですけど、一部は土曜に出回ったりしていて。。。少しでも早く読みたいけど、結局、次の発売まで長い時間を過ごすのは同じなんですけどね・・・

今は、「しるし」をヘビーローテーション。
ボクにとっては、先週までと違う響き方をしています。

♪ 心の声は誰が聞くこともない
  それもいい その方がいい

  ダーリンダーリン いろんな顔を持つ君を知ってるよ
  何をして過ごしていたって 思い出して苦しくなるんだ
  カレンダーに記入したいくつもの記念日より
  小刻みに 鮮明に 僕の記憶を埋めつくす ♪

そして、愛すべき先輩にメッセージを求められたんだけど、
月曜からこのブログに書いている通り、ボクには届ける言葉がない。すまない。
どんな言葉を選んでも、どこか嘘っぽいんだ。左脳に書いた手紙、ぐちゃぐちゃに丸めて捨てる。
桜井さんの言葉を借りて、言い訳させてもらいます。

音楽と夜は感傷的になりますね。

心の声は届くのかな?

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