前半、後半と分かれ、約1ヶ月の統一地方選挙が終わりました。
正直な感想は、プロ野球に延期を求めるくらいなら、こうした選挙も延期すべき、
国政で災害対策を優先する云々と主張するならば、こうした選挙も棚上げすべき、
私はそう思いながら、よりによって都知事選をはじめとする前半、後半両方のダブルヘッダーとなりました。
選挙としては、民主党惨敗、菅首相の責任論などの論調が強いようですが、正直なところピンと来ないんですよね。(こうして書くと、誤解を招きそうなので、あえて書きますが民主党も菅首相も擁護する気は一切ないのですが。)
なぜなら地方選挙では自民党も民主党もその他の党も政策や主張が全く見えてこないんです。国政でも、こうした党ごとの政策の違いが見えにくい傾向があるにもかかわらず、地方選挙ではますますそうですよね?
それでも、国政での政党での区分けで勝敗云々は、何ともよく理解できません。
毎日新聞 4月25日(月)3時23分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110425-00000022-mai-pol
24日投開票の73市長選と13区長選では、津、大分両県庁所在市など8市区長選で民主党と自民党が事実上対決する構図となった。このうち、翌日開票の江東区を除く7市区長選で、民主党は2勝3敗2分けに終わり、市議選でも当選率は約8割にとどまる。統一選前半戦の知事選、政令市長選に続く厳しい結果となった。
(中略)
無投票を含めた「新市長」88人のうち、政党(首長政党、地域政党を除く)の推薦・支持を受けていない「無党派市長」は57人と全体の65%に達し、東日本大震災の影響で選挙が延期された3市を除いた比較で、前回07年の55%を上回った。「民・自対決型」の7市区でも、当選した4人は推薦・支持のない「無党派」。有権者の政党離れと相まって、候補者自身も政党色を薄める傾向が強まっている。
そもそも地方選挙って、何が争点なのか???
単に議員(首長)を選ぶだけという、これぞ民主主義というか?逆に本末転倒な話なのか?
よくわからないところです。
一方で、個人的にはこうした市町村などの地域の調整役を代議士・議員などの役割で区切ることにより、地域のつながり・地域ごとの本当の自治が失われているようにも感じています。
ひとつには、なんやかんや、やっぱりフランチャイズ(フランチャイザー)としての政党の看板を得るために、それぞれの本来あるべき代議士の個性や独自性を犠牲にしている気がしますし、当然、政党の看板との引き換えによる色づけもされてしまいます。
これで良いのか?
一方で、代議士を生業とする、専門職・独立職となるため、その他の人は地域との関係を代議士に信任することにもなります。これはこれで、地域での円滑な物事の決定には不可欠な役割ではあるのですが、選挙というハードルの高いもの、そして代議士といういわば特権階級(言いすぎ?比較的地位や所得が高い層)に権限委譲することで、いわゆる一般庶民からは遠いところに切り離されてしまっている・・・要は一部の人だけの役割で、自分たちは関係がないという意識になってしまっている・・・という現状もあるように感じます。
これで良いのか?
私にはこうした自分自身の疑問への結論はないのですが、こうした点では、川村たかしさん率いる減税日本や鹿児島・阿久根市の竹原信一前市長などの主張も理解できるというか、同意する面もあるんですよね。
いつになく、興味が湧かないまま、今回の一連の選挙が終わりました。
選挙自体も多すぎると思うんですよね・・・
そろそろと愚考し書かせて貰います。
地方選挙の件ですが地方の議員さんは
町内会のように持ち回りでボランティア
活動、勿論無給でと最近思うように
なっています。
反応しにくい桜の話ばかり続けて失礼しました。
>町内会のように持ち回りでボランティア
私も賛成です。
地方の議会はそのくらいのほうが、逆に機能するように思うんですよね。仕事でやろうとするとがんばりすぎて余計なことをしようとしてしまいますし・・・
優秀な?公務員さんとボランティア精神溢れる議員さんが一緒にがんばれば良い行政サービスも生まれるのではないでしょうかね???