近所の公園では梅が満開でした。
日が陰るとまだまだ風が冷たいですけど、やっぱり春ですね。
そして、年頃の子どもがいる家庭では受験シーズンなんですよね。
<国公立大学>2次試験スタート 26万人が受験
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060225-00000028-mai-soci
国公立大学2次試験の前期日程が25日始まり、全国151大学524学部で約26万人の志願者が受験した。公立大の一部で実施する中期日程は3月8日から、後期日程は3月12日から、それぞれ実施される。
今年の2次試験の志願者数は50万5370人で昨年より2608人少なく、募集人員に対する志願倍率は90年の大学入試センター試験導入以降、最低だった昨年と同じ5.0倍。このうち、前期日程は7万5859人の募集に対して25万7427人が志願し、倍率は3.4倍で昨年の3.5倍を下回った。国立は昨年と同じ3.2倍、公立は昨年を0.2ポイント下回る4.4倍で、いずれも90年以降、最低の倍率となった。
みなさん、ハローです。ホディです。
今日の日経夕刊1面には「世界人口 あす大台に」という記事がありました。
世界の人口が明日にも65億人を突破するようで・・・
「誰が数えているんだ?」という気もしますけど、一日に20万人強のペースで増えているようです。
一方、日本では昨年から人口が減少に転じていると言われていますよね。
産まれてくる子どもの人数は第二次ベビーブームの1973年に209万人とピークとなって以来、年々減少傾向が続いています。2004年は111万人とピーク時の約半分。
少子高齢化が良いか悪いかは今日は棚上げしておきますけど、社会環境の変化は大きいですよね。
さて、受験。
国公立大学の二次試験前期の倍率はセンター試験の始まった90年以来最低の倍率だったようですね。近い将来到来するといわれる「大学全入時代」・・・つまり大学の定員に比べて大学の志願者が同数以下になる、倍率が1倍以下になる時代・・・の足音が聞こえてくるようです。
日経新聞の朝刊では今日まで「大学激動」という特集の第6部「全入時代の学生像」という連載がありました。
“まじめ化”、“幼稚化”、“学力低下”・・・「いまどきの若いもんは」というだけではないと思いますけど、大学生や大学教育の変化について書かれていました。
ボクらの時代もいろいろ言われていたと思いますけど、今も実際にいろいろ変化は当然あるのでしょうね。背景には、家庭での教育だったり、小中高での教育だったり、大学自体の商業化であったり、さまざまな要因があると思います。
ただ変化が悪いわけではなく、大学だけが変わらないなんてことはあり得ませんので、時代とともに変化する(させる)ことは必要なことでしょう。その中で、変えるべきところ、変わっても良いところ、変えてはいけないところの区別をして議論すべきだと思うんですよね。
つまり、そもそもあるべき大学の姿は何なのか?、ここがずれていると議論にならないと思います。
ボクが思うのは、まずは大学卒業を教育の目的化するのをやめるべきだと思うんですよね。
学歴不問といいながら大企業の多くは大卒は最低条件ですし、小中学校の教員になるのも大卒が条件ですよね。
“数学を勉強しても社会の役に立たない”的な話をするつもりはありませんけど、生涯学習が一般的となった現代では必要なときに必要な勉強ができるような体制のほうが望ましいと思うんですけどね。大学を目的化しなければ、高校ではもっと高等な教育ができるのではないでしょうか(笑)。
そんなことを思うのも、ボク自身が大学時代にまともな勉強をしなかったせいかも知れませんけど・・・
受験生は何を思い、何を目的として大学に入学するんでしょうね?
何のために生きるのか、何のために勉強するのか、何のために働くのか・・・
人それぞれ、人生いろいろですけど、お互いがんばりましょう。
ところで、合格発表といえば「桜咲く」なんですけど、なぜですかね?
「梅咲く」では渋すぎるからでしょうか・・・
時季的には「梅」の方が良いと思うんですけどね。
倍率が1倍以下になれば・・・いいなぁ
志望した人がすべて合格できる時代に
生まれればいいと思ったこともありました。
それが、ついに現実になるかもしれないんですね。
大学は、どうなるんでしょうね・・・
人を呼ぶため新興の大学は、なんでもありと
いうことにならないといいですが・・・
倍率1倍以下の大学入試・・・
義務教育的な発想での大学なんて必要ないと思うんですけどね・・・
企業としての大学は学生を減らしたくないでしょうけど・・・どうなっていくんでしょうね。
こちらのサイトも、八重咲きの紅梅がきれいですね。
梅を観ているうちにMickさんのところにたどり着きました。
富士山と梅のすごくきれいな写真を撮られていますね。素晴らしいです。