国会とは何をする場所なのか?
賛成か反対か、白か青か、そんな二択のマークシートみたいな問題を解くことなんでしょうか。「遅れているという復旧・復興を自分たちならどう進めることが出来るのか」、「次はどういうリーダーを選んで、どんな政策を実現するのか」、あるいは「今の内閣に何を期待して信任するのか」などの未来を語る言葉はほとんど聞くことができなかったように思います。
そんな二つだけの選択肢の間で、国会だけが一気にヒートアップして、一気に冷却されていきました。
こういうのを、マッチポンプと言うのでしょう。国会議員だけでマッチを擦って火をつけて、そして火をつけた自分たちで、また勝手に火を消す。
こうした菅内閣の不信任案を巡ってのここ数日の動き、話・・・私たちが得たものは、国会には、まさに被災地を踏み台にして、自分たちの利益を得ようとしている多くの人がいることが分かったことくらいでしょうか。それにしても、菅首相も、内閣の面々も、与党の人も、野党の人も、国会議員になって何をやりたかったのでしょうか。
信任した人たちは、この内閣で本当に、未曾有の難局が乗り切れると思ったのでしょうか。この内閣と一緒に、多くの政策を実現しなくてはなりません。この信任の責任は重いです。
一方で、信任できなかった人たちは、だったらどうすべきなのか?キチンと自分たちの対案を示す必要があります。反対だけでは、何も進みません。この信任しないことの責任もやっぱり重いです。
いずれにしても、日本がこんな状態で総選挙はありえません。(そういう意味では「解散権」で与党内の意見を強制しようとした菅首相は最低だと思いますが。)
早く国会の場を復旧・復興させ、今まで以上に政策を議論してほしいと思います。
私は今回の結果は「理解すべきもの」と思っています。つまり、国会の場で議論されるべきものは、私たちが信任した国会議員のみなさんにお任せするしかないわけで。2年前の選挙で、すでに選択していたわけなんですよ。
言わずもがなですが、私たちには次の選挙で、また次の選択をするしかないのです。しっかり、今の自分たちの思いを記憶に残しておきましょう。
したことがありましたか。(笑)
私は間違っているかも知れませんが
今回は大人の解決と理解しています。
総理は辞任を表明し取りあえず
現状を維持し大きな混乱を避けたと。
大人の解決・・・たしかに。
政府・内閣の問題もいろいろとありますが、一番の問題はその内閣を生み出し、そして議論を疎かにして他人を責めるだけの国会の根本的な問題なんですよね。
政権を替えても、結局、大きな変化はなく、逆に失望だけが広がる。
とにかく今は、今の体制でできるところまでやるという選択に私も賛成です(笑)。
内閣不信任案ではなく、本当は「国会しっかりするように!案」が必要かもしれません。