考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

外から内から

2006-09-10 23:17:51 | 徒然なるままに

今日も夏の暑さでしたね・・・
でも、さすがに夕方になると涼しくて、昼間のセミの声が虫の声に変わります。
虫の声、聞こえていますか?
ボクは聞こえてきたのは、昨年くらいからなんですよね。それまでも耳の鼓膜を震わせているのは間違いないんでしょうけど、不思議と聞こえていない、と言うより認識できていなかったんです。不思議ですね。

都会で虫の声を聞こうとすると、木の上から聞こえる声が目立つと思います。
ちょうど昨年の今頃にもそんな記事を書いていますけど、アオマツムシという虫の声です。かなり大きな声で鳴いているんですよね。銀座とか、都会の街路樹でも鳴いていますので、ぜひ注意して聞いてみてください。

ところで、アオマツムシ・・・
昨日の話の続きではありませんけど、外来種なんですよね。
虫の声もいつの間にか外国語になっている・・・なんて。

みなさん、ハローです。ホディです。

今朝(2006/9/10)の日経新聞1面には「初の『労働開国』」という記事がありました。
フィリピンと経済連携協定(EPA)を結んだという記事です。
「EPA」とは聞きなれない言葉ですけど、「Economic Partnership Agreement」の略だそうです。内容は物品の関税やサービス分野の貿易障壁を撤廃するという自由貿易協定(FTA)を核として、その他に労働者や投資、知的財産権など幅広い分野で経済ルールを定めるものなんだそうです。ちなみに日本がFTAを結んでいる国はシンガポール、メキシコ、マレーシア。EPAとなると、フィリピンがはじめてなのだとか。
今回のフィリピンとのEPAには、看護師や介護福祉士を条件付きで受け入れる条項もあるようで、外国への労働市場の一部開放となるはじめてのケースのようです。

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20060910AT3S0900B09092006.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060910-00000001-san-bus_all

また、同紙3面には「外国人の就労 壁多く」と、なかなか受け入れは難航するだろうという内容の補足記事が書かれています。言葉の壁、資格の壁、日本の労働環境、偏見、既得権者の反発・・・いろいろあるんでしょうね。まぁ、それでも「外来種」のように日本の生態系の中でも強みを発揮することも十分にあるんでしょう。

一方、今週(明日発売)の日経ビジネスや東洋経済では「外国人労働者の実態」についての記事が書かれているようです。国と国との協定に先立ち、『労働開国』はすでに進んでいるわけですよね。
まさにグローバル化、ボーダレス化は進みつつある・・・
単なる労働力の搾取では長続きしませんし、それでは、いつか搾取される側に回る日が来るのでしょう。

そして、労働力の搾取の問題は外国人に限りません。
最近は格差社会で話題になっていますけど、非正規労働者(多くは派遣社員だったり、短時間労働者だったりしますけど)も増えてきています。厚生労働白書によると2005年の雇用者総数に短時間労働者が占める割合は24%にもなっているそうです。
一方的に「だからダメ!」というつもりはありませんけど、利益のために労働力を搾取する企業は結局は「人」で泣くことになるだろう、とボクは信じています。
そういう意味で気になる記事もありましたけど、長くなりましたので次の機会に。

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