愛って何だ？

我らがジャイアンツ、今年は開幕から勢いがあります。
今日も走攻守揃った見事な試合で５連勝。桑田投手は約600日ぶりの勝利です！
野球の場合は一度勢いに乗ると、強いときにはこんなものかも知れませんけど、ここ数年、こういう勢いは感じたことがありません（苦笑）。出場している選手とベンチの控え選手と監督をはじめとしたコーチ陣に一体感がありますよね。ベテラン選手、若手選手、そして新加入の選手、みなさんがいい顔しています。
軽いと言っては失礼ですけど、気の抜けたようなプレーの多かったジャイアンツですけど、今年は気持ちの入ったプレーが目立ちます。この勢いだと、タイガースとドラゴンズに一方的にやられることはなさそうですね～

「ジャイアンツ愛」
原監督が考えたスローガンですけど、今年のジャイアンツはまさにチームの勝利のためにという選手の意図が感じられます。自分が目立つプレー、自分の成績優先という個人プレーが多かったように感じる昨年までのチームでしたけど、変わるものなんですね。
「愛」って何だ？と思いますけど・・・
「ジャイアンツ愛」を胸に纏う一人としては嬉しいことです。
がんばれ！ジャイアンツ！！

みなさん、ハローです。ホディです。

愛と言えば、「愛国心」ですか。
教育基本法の改正案がいろいろ話題になっていますね。
昨日までは「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」という“愛国心”を入れるかどうかで話題になっていましたけど、一転して（？）“愛国心”抜きで決着した様子ですよね？
“愛国心”はどこに行ったのでしょうか？？？

「公共の精神を尊ぶ」…教育基本法改正で与党前文案
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060413-00000206-yom-pol

自民、公明両党は１３日午前、「与党教育基本法改正に関する検討会」（座長＝大島理森・元文相）を開き、教育基本法改正で最後の調整事項となっていた前文案について合意した。
現行法に対し「個人の権利尊重に偏りすぎている」などの批判があることを受け、「公共の精神を尊ぶ」と公共心の育成の必要性を明記した。また「伝統の継承」も教育理念に盛り込んだ。（読売新聞）

ボクが感じているのは、この改正法案を検討している人たちに愛国心はあるのか？という疑問です。
“愛国心”とか“公共心”とか・・・まず法を正そうという意味がボクには分かりません。
「法さえあれば何でもできる」的な話のような寒気を感じますね。奇しくもライブドアの最終取引日でしたけど、ボクには「金さえあれば何でもできる」と同じくらいの醜い論理のような気がします。。。

個人の権利尊重に偏りすぎ・・・広く言えば教育に違いないと思いますけど、家庭・学校・地域・企業など、いろいろな場でのボクら一人ひとりの意識に問題があると思います。つまり悪いのは学校教育だけではもちろんなくて、「個人の権利尊重はほどほどにネ」とか、「愛国心」や「公共心」を教えれば済む問題なのか？ということに疑問を感じます。
結構、この本質的な問題は議論の余地があるとボクは考えています。
そもそもこういう話を国民に見えないところで議論するあたりは、与党も野党も政治家全員が「個人の権利尊重」に偏りすぎているのではないでしょうか？

大切なのは「法」でもなければ、「金」でもない。
悪事は法で裁かれるから悪いのではなく、悪は悪。そして、法で規制されるから愛が生まれるわけではなく、愛も公共心も自然に育むもの
そのためには我々大人が手本を見せなければ、育む土壌はドンドン痩せていくのは事実かも知れません。だからこそ、裏で法の文言だけを議論するのではなく、表で政治家のみなさんもいっしょに愛を説くべし。

ジャイアンツ愛、ジャパン愛。
「愛」って何だ？と少年のような疑問も感じつつ・・・
まず自ら愛しましょう。