考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

「あっぱれ!」の声は遠くなりけり

2010-10-10 23:59:59 | 徒然なるままに

今朝の『サンデーモーニング』、なんだか寂しい空気でしたね。
それもそのはず・・・番組のスポ-ツコーナー「週刊御意見番」のレギュラー、“親分”こと大沢啓二さんが亡くなられ、“親分”の追悼となっていました。
たしか先週だったと思うんですが、体調不良でおやすみとなった大沢さんの手紙を、司会の関口宏さんが読まれ、大沢さんとのコンビでコメンテーターをされていた張本勲さんが、すごく優しい表情で「早く戻ってきてください」という話をされていたのが記憶に残っています。今さらなら感じですが、何となく嫌な胸騒ぎがしたんです。
実に残念。

「故・大沢啓二さんのレギュラー番組で、張本勲氏「悔しい」と無念さを生告白」

胆嚢(たんのう)がんのために7日死去した野球評論家の大沢啓二さんがレギュラー出演していた報道番組『サンデーモーニング』(TBS系)で、大沢さんとともに“球界の御意見番”として出演していた張本勲氏が、10日放送の同番組で「愕然としました。悔しい」と無念さを生告白した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101008-00000027-oric-ent

今日は大沢さんのこともあって、チャンネルを回しましたが、来週からどうしようかな。
大沢さんあっての張本さんだった気もするので、張本さんの話だけだとすると、ちょっと・・・
ご承知の方も多いかもしれませんが、張本さんはそのコーナーでの「喝!」に対して、別の意見を言った他のコメンテーターの方を一緒に番組に出たくないと、排除したという話があったりしますから。
詳細は→ http://togetter.com/li/29993

誰か大沢さんの代わりで、うまく張本さんとコンビを組める人はいないものでしょうか?


金曜日の日経新聞のスポーツ欄のコラムは、サッカーの三浦和良選手が「サッカー人として」という題で毎週書かれています。
先日(10/8)は、『国立とカズダンス』という題で、過去の記憶と子どもたちの記憶に何を残せるか?というような話を書かれていました。

そのなかで、書かれていたのが「「もうダンスはよしなさいよ」との声もいただきました。
カズに届いたのは、誰の声だったかは?知るすべもありませんが、これは張本さんも言ってましたよね。
誰もダンスなんて見に来ていないというような内容の話も含めて。

貴重なご指摘を重く受け止めつつ、次もやりたいと思っています。

というのは、三浦和良さんの締めの言葉。実にバランスの良い意思表示だったと思いました。さすが。
あっぱれ!

スポーツ選手として、特に野球選手としては、張本さんの言われていることは正論だったりするのかもしれません。
だからこそ、「あっぱれ!」や「喝!」の源には、寛容や尊重があって欲しいんですよ。
“大沢親分”には、それがあった気がするんですよね。
野球界で、そんな大沢さんの代わりを誰が出来るのか???
大沢さんの監督の後任はいたとしても、親分の後任はいないかもしれません。

あっぱれ!
ご冥福をお祈りいたします。合掌。

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