今夜はそんなに穏やかな気分じゃないんだ
だから洋服のまま激しくやりたい
嫌がってるとこ恐縮だけれど汚れることなど気にせずに
シーツだろうがソファーだろうが眉をひそめる感じになるまで
俺はこんなだけど
滅茶苦茶になることだけは上手いんだ
伝達方法を選べない子供は
狂ったように癇癪を起こすだろう?
だから今夜はぶちまけても構わないか
神経質な決め事を全部取っ払って
100%
片付くようにやっても構わないか?
おいでよ、俺の天使
俺のために
窮屈な垣根を越えて来て欲しい
お前が今夜汚れてくれれば、俺は現実になれる気がする
お前だけは、俺の声を聴いて欲しい
お前だけは
俺の願いを叶えて欲しい
滅茶苦茶になった俺を
受け止めて微笑んで欲しいのさ
日常の中で殺したものを
お前の懐で浄化して欲しい
俺は弱虫じゃない、だけど
このままじゃそんな風に
隠れるための暗がりを見つけなければならない
どれほど時が過ぎた
どれほど
季節は俺を素通りして行ったんだ
失ったことすら忘れるような
そんな人間になんかなりたくは無かった
泣言じゃない
滅茶苦茶になりたいだけなんだ
判ってくれなくていい
受け止めてくれれば
それだけで構わない
言葉でなんて
何もしてくれなくていい
ただ受け止めて
ただ受け止めて、最後に
俺の手を取って
すべて終わったというようにそっと諭してくれれば
俺は負けて
許されることが出来る
長い夜に耐えられない
操作される前に
自分でおかしくなって
そうさ、ショットガンで脳天を撃ち抜くように
今夜はきっと
運命がどこかで手ぐすねを引いているんだ
俺は
願っているんだ
願っている
正気のあるうちに
言葉にするとすれば
そんなことぐらいしか
言えや
しないのさ
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