◆能力チェック
①ソールオリエンス
3歳牡馬でトップクラスなのは間違いないが、如何せん、今年の3歳牡馬のレベルは疑問視。
前走菊花賞は距離適性の差があったとはいえ、条件線を勝ち上がってきたばかりのドゥレッツァに5馬身ほど千切られた上に4着リビアングラスを捉えるのがやっと。
これは、ダービー馬タスティエーラにも言える事で、春のNo.1No.2があっさりと完敗という形で証明されてしまったと言わざるを得ない。
加えてソールオリエンスの場合、戦績的には中山得意に見えるが、素人目で見ても、コーナーの下手さ、不器用さは明らか。
いかにこの有馬記念において、有利となる1枠といえども、このソールオリエンスにとっては決して良枠とは言えないだろう。
プラス材料?としては川田Jに乗り代わることで、追込差し→先行差しに変わる可能性。
コーナーの操縦性が上がることが考えられるが、これは結構大きな博打になる。
後は3歳秋の成長力に賭けるしかない、と、見ているが。果たして?
↳川田Jでやはり位置取りがやや前目で運べました。
力は出し切っていますね、やはり今年の3歳牡馬は古馬陣2比べると弱かった、ということですね。
まぁソールオリエンスに関しては中山はコーナー下手すぎますからこんなものだと思います。
②シャフリヤール
このブログで再三綴っているが、
早熟型ディープインパクト産駒で期待は?
好枠でも、掲示板があれば上々。
↳見事掲示板を確保。
現状で力を出し切れたと思います。
暮れの中山にしてはスタミナよりもスピード重視な馬場も味方しましたね。
ただ、明らかに能力は下降線なので、来年GⅠを勝つことはないです。
③ホウオウエミーズ
能力的には完全に格下。
現在最低人気。
それでもこの枠で牝馬で中山実績もそこそこ。
9割ないと思うが何故か気になる10%
こういう馬がひょっこり3着に来るとめちゃくちゃ悔しいので個人的には買っておこうかと。
それでも9割はない、かな。
4.5着で悶絶パターンかも。
↳今年も馬場では紛れが起こりにくかったのでこんなものでしょう。
例年通りのタフな馬場でしたらもう少し着順は上がっていたと思います。
④タイトルホルダー
この2戦で完全に復活の手応えイメージだが、個人的にこの馬は中山不得意と見ているので軽視予定です。
ただ、展開の鍵を握る1頭なので注目はしています。
↳アイアンバローズが控えてくれたおかげで、向こう正面では完全に勝ちパターンのマイペース逃げ。
全盛期なら楽勝だったかもしれません。
今年は展開も馬場も、この馬に有利でした。
昨年までのタフな馬場だったら馬券外だったと思います。
⑤ドウデュース
競馬予想家が口を揃えてマイラーと位置づけしているが.JCの伸びそうで伸びなかった結果からマイラーかどうかはともかく、
東京の2400はもはや距離が長い、と見るのが妥当。
それでもあのメンツで4着まで来るのだから能力は高さは確か。
凱旋門から帰国の初戦、京都記念では格下相手とはいえ、圧巻の競馬に衝撃。
その後一頓挫で秋天のハプニング等色々あったが、ここは3戦目で今の能力を全開で走れるはず。
距離自体は100メートル伸びるが、中山2500はトリッキーなコース形態でマイラーでも走れるのは過去の有馬記念でも証明されている。
軽視は禁物だろう。
↳まずは武豊Jの神騎乗、馬の状態も万全だったと思います。
これが本来のドゥデュースでしょう。
2.3.5着が前から数えて1.2.4番手の前残りの馬場ですから、ここに差してきたドゥデュースとジャスティンパレスは強かったということになります。
⑥ディープボンド
前走JCはダービー以来となる東京コースで、?な出走。
これは明らかな調教競馬でここに向けたローテーションであるのは間違いない。
それだけここにかける意気込みは伝わってくるし、鞍上主戦和田竜J→マーカンドJもあと一歩を補いたい一心の表れかと思う。
好枠も引いて舞台は整っている。
勝つまでは流石に厳しいかもしれないが、個人的にはこの馬が初GⅠ制覇ならちょっと感動してしまうが。
↳この馬場ではスピード負けも致し方なし。見せ場すら作れませんでした。
⑦アイアンバロース
大逃げの形で無尽蔵のスタミナを見せつけた前走のステイヤーズS
ここもあの大逃げなら少し楽しめそうだが、どうも陣営的にはタイトルホルダーを行かせる構え?
これが逆リップサービスで超大逃げなら面白いが、番手以降の競馬ならまず馬券内はない。
↳この馬が大逃げを打ってくれていたらタイトルホルダーは差されていたと思います。
アイアンバローズ自身もそれしか好走の余地はありませんでしたので、
残念です。
⑧ライラック
3歳の一時期は中山専用機と言われた?くらいの中山志向。
前走のエリ女は人気通りだが、驚かされたのは2走前の府中牝馬S。
直線ヨーイドンの競馬で上がり3位タイの末脚を繰り出した。
ここに来ての成長が伺える内容だったし、
距離2500も合う。
一発に期待。
↳今年の馬場は例年と違うという証明で中山巧者と言われる馬がことごとく伴走しているのが証明してますね。
この馬も例に違わずです。
⑨ヒートオンビート
令和1のトライアルホース。
GⅠでこの相手ではパフォーマンスを落とす。
↳まぁこんなところでしょう。
⑩ジャスティンパレス
2歳時から素質の片鱗をみせていたが、春のクラシックはまだまだ未完成。
ここに来ての充実ぶりを見れば、明らかに晩成型のディープインパクト産駒で、どんな条件でも上位争いできる力をつけた。
近年でいえばフィエールマンタイプだろう。
大混戦のこの有馬記念で、唯一と言ってもいいくらい死角が少ない馬で、軸として買うのなら一番おすすめ。
↳死角、ありましたね、横山武Jテン乗りでした。制御できていませんでした。
前残りの馬場であの位置から届くわけがありません。
中段につけられていたら三つ巴の競馬になっていたでしょう。
⑪ハーパー
牡馬牝馬合わせて3歳で一番強いのは誰が見ても明らかなNo.1はリバティアイランド。
そのリバティアイランドの足元にも及ばなかったが、もしかしたらソールオリエンス、タスティエーラもリバティアイランドが相手なら、このハーパーくらいの着順だったかもしれない、とふと思ってしまう。
流石に勝つまでは難しいと思うが、3歳最先着なんてことはあり得るかもしれない。
↳3歳馬は全滅、今のところ、来年になって成長が期待できるタイプは?
リバティアイランド筆頭、マスクトディーヴァ、ドゥレッツァに期待するしかないかも?
⑫ウインマリ(ン
昨年までの成績から流石に力を落としている。枠も展開も厳しくなるので。
↳不利な条件、枠、を考えればよく走っていると思います。
⑬タスティエーラ
ソールオリエンス、ハーパーの欄で散々、今年の3歳馬レベル云々を伝えたわけだが、成長力で一番魅力があるのがタスティエーラ。
中山適性もソールオリエンス、ハーパーよりも断然上。何よりこのためだけにムーア召喚は陣営のこのレースに賭ける意気込みは相当。
ダービーこそ勝つたものの、あと一息
足りない部分はムーアJで相殺できる。
相変わらず先行有利の馬場状態で、コーナーでタイトルホルダーを捉え、早め先頭なら、頭まで見えてくる。
↳一応3歳最先着は果たしたものの、完全に力負け。馬場の影響もあったし現時点ではベストを尽くした。
欲を言えばもう少し早めに動いても良かったかなと思うが、この馬場では結局馬券内は厳しかったかなと。
⑭プラダリア
爆発的な強さはないが、常に安定した走り。
故にGⅠではやや足りず、GⅡまでの馬。
↳こんなものだと思います。
⑮スルーセブンシーズ
万全ではなかったとはいえ、イクイノックスに肉薄した宝塚記念。
世界の強豪馬相手に4着善戦の凱旋門賞。
牝馬ながらイクイノックス引退の今、最も注目されていい馬。
試練の枠に入ってしまった分は割引だが、中山コースも最も得意とするコース。
ここを勝てば文句なしのNo.1の称号が手に入る。
↳抜群の調教、牝馬でも、ムキムキな筋肉質でパワー型、従来の中山コースならばもう少し着順を挙げられたが、距離も長いですね。良い所無しでした。
⑯スターズオンアース
前走は一頓挫ありながらの3着で、能力の高さを改めて証明。
ここも当然ながら上位だが、
有馬記念史上1頭も勝馬が出ていない大外枠は最大の試練。
枠が決まった瞬間のルメールも心臓が痛いと一言。
加えて個人的にはスターズオンアース自身もこの中山コースは鬼門と見ていて、能力を最大限に発揮できないと見ている。
デビュー以来馬券内を、外したことのない馬だが、初めて4着以下に負ける可能性もある。
↳ルメール、神ですか?
あんなにうまくいくことありますかってくらい抜群のスタートからすんなり2番手、道中ためて、結果的にここでスローに持ち込んだのがルメール。
一つだけ言わせてもらえば、レースを見てもらえばわかると思いますが、
3から4コーナーで右にモタれる?バランスを崩すみたいな。
要するに中山はやはりあってないんだと思います。
今回は展開利、抜群のスタート、向こう正面までの競馬なら完全な勝ちパターン。
最後に差されたのはコース適性の差です。
とはいえ、能力の高さでかなり補っているのですが。(そもそもこの馬が差されるのが珍しい)
※今年の有馬記念は1にも2にも馬場状態に尽きる。
種牡馬的にも1位から順に、ハーツクライ、ドゥラメンテ、ドゥラメンテ、ディープインパクト、ディープインパクト
冬の中山では中々考えられないディープインパクト系の活躍。
まぁオッスにも現れていた部分あり、大半の方が理解していたようですが、
それ故の前日オッズからかなりの入れ替わりがありました。
この分だと28日のホープフルS、金杯なども大分、傾向が変わるのかもしれません。
パワー型よりもスピード重視で挑みたいと思います。
最後にすみません、
メルマガのほうが送ったつもりが送られていなかった事をお詫び申し上げます。
当たっていただけに残念ですが、利益は薄かったのでm(_ _)m