みなさん、はじめまして。
「星と三日月」と申します。よろしくお願いします。
昨年までは、お話し会や工作を星の館でやらせていただいていましたが、
4月より、イスラム圏の某国に赴任しており、星の館での活動ができなくなりました。
そのかわり、不定期ではありますが、赴任地にて知ることのできたことや
星空の様子などを、お伝えしたいと思います。
まず、1回目は、「こよみ」についてです。
私の赴任している国では、日本と同じ「こよみ(カレンダー)」を日常生活で用いています。
会社や学校、お店などは日本と同じ太陽暦のこよみを用いています。
それとは別に、イスラムの信仰に大きく関わる別の「こよみ」も存在します。
それが、月の満ち欠けを基準にした、太陰暦のこよみです。
この太陰暦のこよみによって、イスラム教に関する重要な年中行事の日程が決まります。
が、これが少しややこしいのです。
太陰暦では、月のはじまりは「新月の日」です。
新月が観測されて、はじめて「あたらしい月」のはじまりを人々は知ることとなります。
言い換えれば、人々はいつ月が変わるのかがわからない。
そして、いきなり、月が変わることを知らされるのです。
ここまでで、いくつか疑問があると思います。
「新月をどうやって観測するのか?」
新月は月が見えない状態ですから、厳密には不可能です。
新月を少し過ぎて、かすかに光っている月を西の低い空で探すのだそうです。
「誰が観測しているのか?」
地方ごとに設けられている「新月観測委員会」です。
観測できた日が、月の変わり目になるので、ある地方では観測できたけど
別の地方では、天気が悪くて観測できないなどということがあるそうです。
なので、地方ごとに月の変わり目が変わってくるのだそうです!!
来月中旬には、「ラマダンの月」がはじまります。
(まだ、6月◯日からとは、はっきりといえません。。)
「ラマダンの月」には、イスラム教徒は日中、断食をします。
そして、7月中旬のラマダン明けには、「イード」という
お祝いをするそうです。
それが、どのようなものなのか、これから楽しみです。
では、またお会いしましょう!!
※5月初めのみずがめ座η流星群、日本では観測できたでしょうか?
こちらでは、運良く大きな流れ星をはっきりと見ることができました!
いつも通り、願い事はできませんでしたが^^;
星と三日月