春日市白水大池公園 星の館

街中にある天文台で星空にとけ込もう

ラブジョイ彗星でいいや。

2013年12月05日 | 星☆の雫

にょろです。
アイソン彗星は注目されていただけに報道もドタバタ劇でした。
「崩壊・消滅」の報道が流れ、「核が残っているかも」情報で持ち直したものの、
結局、消滅で付いたタイトルが「さよならアイソン彗星」ですよ。(笑)

毎年彗星は数あれど、大きな彗星が太陽で崩壊消滅というケースは滅多に
ないので、これはこれで語り継がれていくことでしょうね。

「あ~アイソン彗星。あったねーあの消えちゃったヤツ。」みたいな。

かく言う私もパッとせず、アイソン彗星の撮影記録は掲載写真程度のものでした。残念。

昨日12/4(水)NHKのアイソン彗星の特番ご覧になられましたでしょうか。
宇宙から見たアイソン彗星の姿、地上からは見えない長い尾がしっかり出ていて
カッコ良かったですね。この通り地上から見えていたら鳥肌ものです。


さて、前置きが長くなりましたがアイソン彗星がなくなった今、もう一つの彗星が
クローズアップされています。ラブジョイ彗星(C/2013 R1)です。

ラブジョイ彗星は、今年9月7日に発見されたばかりの新しい彗星で、発見者は
2011年に南半球で大彗星となったラブジョイ彗星(C/2011 W3)と同じ、オースト
ラリアのテリー・ラブジョイさんです。

今朝、天気が良かったので早起きして撮影をしました。
福岡県福岡市内の自宅からです。

_20131205

肉眼ではまったく見えません。双眼鏡を使用すれば確認はできましたが、
ある程度の経験がないと見過ごしてしまうかも知れません。
それくらい暗いです。核のみの明るさでいえば5等級といった印象です。

ただラブジョイ彗星は太陽から離れていることもあり、夜明け前の暗い空で撮影が
できます。高度も25°はあるため、福岡市内の明るさですがISO800で45秒ほど
の露出をかけることができました。もちろん画像処理は必須となりますけど。
(530mm屈折望遠鏡直焦点 ISO800 45秒×4枚をコンポジット)

_20131205_

いっちょ前にしっぽを出してます。
ラブジョイ彗星はもうしばらくは楽しめますが、暗くなっていく一方ですので、
観るならば早いほうが良いでしょう。

というわけで、もう「ラブジョイ彗星でいいや。」でした。
にょろにょろ。

コメント (2)
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