春日市白水大池公園 星の館

街中にある天文台で星空にとけ込もう

カノープスをみよう!

2022年02月16日 | 星座

 

2月中旬……

 

いよいよカノープスの季節がやってきました!

カノープスという星、みなさんご存じでしょうか。

 

りゅうこつ座の一等星で、

日本では冬から春にかけて、見頃を迎えます。

カノープスは、中国では「南極老人星」と呼ばれ、

見ると長生きできるとも言われています!!

長生きしたい!という方、ぜひ見頃のこの時期、一度見つけてみましょう。

 


おおいぬ座のシリウスが、一番明るい一等星として有名ですね。

そのシリウスから、地平線の方へと目を移していくと……

見つかりました、この星です。


りゅうこつ座は、隣にある、ほ座、らしんばん座、とも座とともに、

昔は「アルゴ座」というひとつの大きな船の星座でした。

アルゴ船は、ギリシャ神話で大冒険を繰り広げた船で、

カノープスは、その船の水先案内人の名前といわれています。

この船長ともいえる人がキラキラ輝いているんですね!笑

 


さて、カノープスはシリウスに次いで二番目に明るい一等星です。

それほど明るければ、実際の空でも簡単に見つけることができそうですよね。

でも、残念ながら

南の地平線近く、低いところに輝くので、見るのがとても難しい星です。


星の館では、建物や山でさえぎられ、残念ながら見えません。

皆さんのご自宅からは、見えているでしょうか。

冬の大三角やシリウスを頼りに、南の地平線近くを探してみてください。


カノープスを見るには、

「南側が開けていて、南の低いところまで星が見える」というのが一つ、

観測地点の条件になります。

 

福岡県内でも、南がひらけた場所では、ちゃんと見えていますよ。

 

カノープスが真南の空に来るとき(南中時刻)が観測のチャンスです。

福岡では、2月20日の南中時刻が20:41ごろで、

毎日約4分ずつ南中時刻が早くなっていきます。

一番高くのぼってくる南中時刻前後が、観測にはおすすめです。

 

私は初めて見たときの、言葉では言い表せないほどの感動を覚えていますよ。

 

カノープスが見えた!という方は、

ぜひ星の館に体験談をお聞かせください!


皆さんのお便りをお待ちしています。

 

つのだ

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コメント (4)
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