こんにちは。
GWに向けて、徐々に5月の暑さとすがすがしい風を感じる今日この頃・・・
今日は宇宙天文に関する記念日のご紹介です。
初めて宇宙に設置されたハッブル宇宙望遠鏡(HST)といえば、
地上からではなかなか見ることのできない圧倒的な宇宙の姿を捉えてきたことで知られています。
(地上からおよそ600km上空の周回軌道上を97分で一周するハッブル宇宙望遠鏡の写真です)
良く知られた画像は、へび座のわし星雲や、おうし座のかに星雲、その他銀河の衝突現場など・・・
例えを挙げていっても、数えきれないですね(笑)。
ハッブル宇宙望遠鏡は、1990年4月24日、
スペースシャトルディスカバリー号に搭載されて打ち上げられました。
つまり今年、2022年4月に32周年を迎えます。おめでとうハッブル宇宙望遠鏡!
打ち上げから32年の間に、スペースシャトルと宇宙飛行士たちによる5回のサービスミッションを経て、
故障と修理を繰り返しながら運用を続けているハッブル。
いまだにハッブル宇宙望遠鏡の観測による新しい宇宙の真実が次々に発見されています。
(ハッブルがとらえた、アインシュタインリング。遠くの銀河の様子を知る手掛かりとなっている)
(未知の物質ダークマター等によると考えられる、銀河たちの接近。比較的新しい画像です)
昨年末、ハッブル宇宙望遠鏡の後継機である、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が打ち上げられました。
本格的に稼働を始めるのは今年の夏からと言われていますが、
今後はハッブルと合わせて2台の望遠鏡が連携し、さらに新たな宇宙の姿が明らかになっていくでしょう。
今から楽しみですね!
スペースシャトルが2011年に引退し、
ハッブル宇宙望遠鏡のサービスミッションは2009年を最後とし、
もう行われないことが決まっています。
小さな故障は地上からの操作で復活させながら、なんとか観測を続けているところです。
ハッブルは、もう機能維持のための修理を受けることはありませんので、
いつ機能が停止してもおかしくはない状態ですが、
もしも機能停止となったとしても、これまでにハッブルがもたらした功績は、
これからも語り継がれ、さまざまな形で使われ、生き続けるでしょう。
偉大な天文台ハッブル宇宙望遠鏡、祝32周年!
これからもまだまだ、ハッブル宇宙望遠鏡による発見があることでしょう!
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