こんにちは、kubel(キューベル)です。
緊急事態宣言が解除されて約二週間、星の館も再開しましたがまだまだ制約が
多い中での開館が続いていますね。
今回も季節を先取りして、夏の深宇宙を写真で紹介したいと思います。
望遠鏡だけでなく、双眼鏡でも見ることができますのでぜひ見つけてください。
特に星雲は実際に望遠鏡で覗いて見ても、ハッキリと色までは見ることはできませんが、
カメラでは目で見ることができない色を写しとることができます。
春は銀河が多く見れますが、夏は天の川の中にいくつかの星雲を見ることができます。
前回紹介したM8にM20もそうですが、今回はいて座、たて座、へび座の星座の境目に
位置する2つの星雲です。
まずはおさらいでM8、M20です。
前回紹介したのとは色が少し違いますね。
この写真は天体撮影用に改造されたカメラを使って撮っているので、
散光星雲から放たれるスペクトル領域(Ha)が写り色彩豊かな写真が撮れます。
いて座付近の天の川で、上からM16、17、20、8です。他にも散開星団もいくつか
見えます。ちょうど写真の真ん中あたりがバンビの横顔と言われています。
皆さんバンビの横顔わかりますでしょうか?
さて少し上部を少しズームアップ、M16とM17です。
通常のデジタルカメラではここまで赤くは写りません。宇宙にはこんな色の場所もあるのが
おもしろいですね。
もっとズームアップしてみました。へび座の散光星雲メシエ天体M16のワシ星雲です。
実は望遠鏡で見ると散開星団部分しか見えません。写真の赤い部分の中に星が
少し固まっている部分がありますね。実はそこはNGC 6611と言う散開星団です。
そう、M16とNGC6611が重なっています。
また、赤い星雲の中心に黒い部分の暗黒星雲、ゾウの鼻の様に見えるところが
創造の柱と言われています。
同じくズームアップした、メシエ天体M17のオメガ星雲です。他にも馬蹄形星雲や
白鳥星雲とも言われています。
大口径の望遠鏡で倍率を100倍以上に上げると星雲の微細な構造が見えておもしろいです。
また、天の川銀河の中でもっとも若い巨大な星形領域のひとつで、生まれたばかりの
星が放つ強い紫外線の影響でいろんな成分のガスが輝き繊細な光景が見えます。
いかがでした、今回は焦点距離の長い大型の望遠鏡で撮影をしました。
季節を先取りした夏の天の川領域の星雲を見ていただきました。
また、撮影が出来れば紹介しますね。
「晴れた夜は空を眺めよう」kubel(キューベル)
私のブログは「晴れた夜は空を」で検索してみてね。
☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆
星の館は『学べる天文台』
皆さんのお越しをお待ちしております☆
白水大池公園 星の館 ホームページ
開館日 :金土日
現在限定開館:14:00~19:00
☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます