2月中旬……
いよいよカノープスの季節がやってきました!
カノープスという星、みなさんご存じでしょうか。
りゅうこつ座の一等星で、
日本では冬から春にかけて、見頃を迎えます。
カノープスは、中国では「南極老人星」と呼ばれ、
見ると長生きできるとも言われています!!
長生きしたい!という方、ぜひ見頃のこの時期、一度見つけてみましょう。
おおいぬ座のシリウスが、一番明るい一等星として有名ですね。
そのシリウスから、地平線の方へと目を移していくと……
見つかりました、この星です。
りゅうこつ座は、隣にある、ほ座、らしんばん座、とも座とともに、
昔は「アルゴ座」というひとつの大きな船の星座でした。
アルゴ船は、ギリシャ神話で大冒険を繰り広げた船で、
カノープスは、その船の水先案内人の名前といわれています。
この船長ともいえる人がキラキラ輝いているんですね!笑
さて、カノープスはシリウスに次いで二番目に明るい一等星です。
それほど明るければ、実際の空でも簡単に見つけることができそうですよね。
でも、残念ながら
南の地平線近く、低いところに輝くので、見るのがとても難しい星です。
星の館では、建物や山でさえぎられ、残念ながら見えません。
皆さんのご自宅からは、見えているでしょうか。
冬の大三角やシリウスを頼りに、南の地平線近くを探してみてください。
カノープスを見るには、
「南側が開けていて、南の低いところまで星が見える」というのが一つ、
観測地点の条件になります。
福岡県内でも、南がひらけた場所では、ちゃんと見えていますよ。
カノープスが真南の空に来るとき(南中時刻)が観測のチャンスです。
福岡では、2月20日の南中時刻が20:41ごろで、
毎日約4分ずつ南中時刻が早くなっていきます。
一番高くのぼってくる南中時刻前後が、観測にはおすすめです。
私は初めて見たときの、言葉では言い表せないほどの感動を覚えていますよ。
カノープスが見えた!という方は、
ぜひ星の館に体験談をお聞かせください!
皆さんのお便りをお待ちしています。
つのだ
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コメントありがとうございます。
星の館でも最近、あの山の上の木がもう少し無ければ見えるのに……という話で盛り上がっていますよ。
コメントありがとうございます。
山の谷間に約20分ハッキリと確認できました。
数年前、見えそうな場所を地図で探し、行く前日に自宅で見える位置を確認したところ、なんと自宅でも見えてました(笑)
しかも、毎年1月1日の午前0時丁度に南中します。この偶然感激しました。