草庵の記

弓部大動脈、腹部大動脈、腸骨動脈、冠動脈にステント11本。
私の体はサイボーグ

顛末記(2)

2022-06-28 18:33:21 | 循環器内科手術

病室に戻った私はとりあえず、何とかベッドに上がりました。

2時間も態勢を崩さず耐えたので体中ギシギシです。

 

そのうち夕食の時間がきました。

でも、右ひざから下ギブス、曲げてはいけません。

左手も止血バンドでギュウギュウ締まっています。

 

どうやって食べる?

こういう時に、食事補助の人が居るそうです。

でも、食事を人様に食べさせていただくなんてね。

 

ギブスでない左手でフォークとスプーンで

いただくことにしました。

この病院は男性看護師さんをたくさん導入なさって

いますが、男女ともにとても優しいです。

 

動けない私に変わってスプーンやフォークを棚から

探し出してくださって準備を整えてくださいます。

 

きゃ、前任の主治医だったら心臓食Aだったのに、

制限なしの1600キロカロリー用で、いつもより

1品多いのです。塩分も多め^^

 

昼食は絶食だったので美味しかったです。

スープのようなキャベツの煮物だけこぼれないよう

犬食い?的な食べ方になりました。

 

両手が塞がっているのでスマホの文字うちも、

写真も撮れません。当然夜景を楽しむことも

カーテンを閉めることもできません。

 

ついに11時過ぎまでその状態で過ごし、

ようやく止血のギブスやテープが取り除かれました。

動きたいので動こうとしたら、、、

尿カテがベッドに結束バンド状のベルトで固定

されています。動ける範囲50センチ。

 

看護師さんにお願いして女性のナースでお願いします。

全然来てくれません。尿カテの取り外しです。

 

朝になりました。

朝もなかなか取り外していただけず、

動く範囲50センチのまま。

 

そんなこんなで退院許可が下りたのは11時すぎ、

夫は私のメールで自宅で待機を余儀なくされていました。

11時半に来院の予定だったのに、どうしようと

ナースに相談したら、2階の受付で待っていたらと

追い出されました。

これ以上長居をすると2泊が3泊になるので仕方ありません。

 

こうして何とか無事帰宅できました。

しんどいのか、しんどくないのかよく分かりませんが、

きっと大丈夫な気がします。

 

とりあえず、右冠動脈が開いたことに乾杯!

 

いつものことながら、医療スタッフ様に感謝深謝いたします。

 

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一泊二日の顛末記(1)

2022-06-28 17:59:01 | 循環器内科手術

11時病院に到着予定、15分前に到着。

受付が来て奥様は病室、旦那様はカテーテル待合室へ。

(コロナ禍で家族は病室禁止)

 

予定は午後ということで13時と思っていましたら15時前。

夫の体調が心配でずっと椅子に座りっぱなしで何度も

主人の体が心配なんです。

 

81才、2回もワク接種しているのでどんどん体調が悪く

なってよぼよぼなんです。あの待合ではキツイので

倒れないか心配です。

 

再三に亘って言いましたが如何ともしがたい。

 

いよいよカテーテルステント手術、伺えば2時間

掛りますと。

強度の冷え性、精神的頻尿、不安症、恐怖症。

で、尿道カテーテルをお願いしました。

オシメと言われましたが2時間もオシメ1枚で

持つわけがないし、オシメに排尿の経験無し。

 

イッタアイ!

麻酔の注射ほど痛い注射はありません。

右肘、左手の甲の付け根に10本ずつ(?)注射。

 

ピカ一先生の注射であ、と悲鳴を上げるほど

指先から肘までに衝撃が走りました。

神経に障った?ツボに入ったか?

 

カテーテルが両方に入っていくのが分かります。

不覚にも途中私は眠ってしまいました。

目覚めたときに急激に苦しくなり、ひどく気分が

悪くなりました。

 

脈拍のリズム音が聞こえますが、徐脈と頻脈が

乱れ打ちとなっています。

 

ああ、長時間の同じ姿勢から寝返りをうちたくて

どうにもならない状況。

が、そんなことをしたら手術に影響がでるので

我慢、忍。首だけ動かしてしのぎました。

苦しかったです。

 

2時間掛かって手術を終わりました。

が、ビニールシートの覆いを外した途端、

歯ががちがち噛み合わず、ガタガタ体が震えます。

ピカ一先生は私の右肘の圧迫止血をして

くださっているようですが、長いです。

10分以上経ってようやく終わりました。

 

その後すぐに担当医師が説明してくださいました。

一滴も流れなかった右冠動脈に脈々と血液が

流れています。

手術成功!

 

お礼を言って、夫はようやく帰宅、11時前から18時近くまで

お疲れ様でした。

夕食後バタンキュウだったどうです。

そりゃあ、そうですよね。

暗い待合室に7時間近くも閉じ込められたらねえ。

 

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ただいま戻りました

2022-06-28 17:40:06 | 循環器内科手術

リスク無しに成功、戻ることができました。

前人未踏の領域手術成功!

顛末記は後程。

 

受けた手術は経皮的冠動脈インターベンション。

12年半、1滴も流れていない詰まった右冠動脈に

感動的に血液が流れ始めました。

 

凄腕先生ってやっぱ凄い!

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