今年もいよいよ今日を残すのみとなりました。振り返ってみると、本当に色々な事があった1年間でした。3月11日の大震災や福島第一原子力発電所の事故など、これが日本で起こっていることなのかと目を疑うようなことが続きました。そのような状況に際し、全国の皆さんが其々自分ができる事を通して、被災地の皆さんを応援する絆ができたことは、さすがに日本国民です。しかし、国や東京電力の対応には、正直がっかりしましたし、信じられないくらいの機能不全が露呈されました。これが今まで信頼してきた政府の対応なのかと憤りを感じた方も多いことと思います。「想定外の出来事なので」という言い訳が数多く聞かれましたし、自分たちの無策を棚に上げて、「情報をすべて開示するとパニックに陥る危険性があった」などと、不確かな情報を流し続けた責任はどうなるのでしょうか。今や国民の多くは、どこの、誰の、どの情報が真実で、何を信じたら良いのかさえ疑義を持たざるを得なくなってしまっています。国家予算の半分を借金に頼らなければ成り立たない国に私たちは今、暮らしています。そしてその借金も、もうじき1,000兆円に迫ろうとしています。しかも円高や株安にも有効な手段を講じることができず、民間格付け会社による格付け如何によっては国債の発行もままならなくなる可能性も否定できません。財政規律を早急に正していかなければならないことは論を待たないことですが、経済を冷え込ますようなことになっては、何をか言わんやです。国民に増税をお願いする前に、やるべきことをきちんとやる必要があります。国家破綻とならないように、政府も国会も最大限知恵を絞った政策を国民に示し、与野党真剣にこの国の未来を考えた議論を行ってほしいと願っています。色々と書きましたが、今年は公私ともに考えさせられる出来事ばかりの1年間でした。未だに過酷な生活を強いられている被災地の皆様のことを思うと、こうして仕事ができること自体、感謝に堪えません。来年も皆様にとって輝かしい年になることをご祈念申し上げます。今年も1年お世話になり、ありがとうございました。
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