最近思うに、世の中がちょっと変な流れになっている感じがします。
大相撲にレスリング、さらには公務員の不祥事も連日報道されています。
そして極め付きは、国会でも大きな問題となっている、各省庁の不思議な論理。
女性大臣から指示されても、情報を上げない。でも、男性大臣から言われたら、無かった文書が出てくる。
これでは、シビリアンコントロールがないがしろにされいる、と言われても反論できません。
国民の税金を預かっている方々が、その管理能力に疑問符が付くような事案が次から次へと出てきます。
ほとんどの公務員は、真面目に働いていることに間違いありませんが、上層部へ行くほど、微妙な忖度がなければ仕事が出来ない環境になっているのかもしれません。
では、その人たちは一体何処を向いて仕事をしているのでしょうか?
少なくても、国民の方を見ていないのは確かです。
我が国は、議院内閣制なので、最後は政治家が責任を負うことになります。
その政治家の劣化が進みすぎている、ということに繋がっていきます。
結局、その一部の政治家の方ばかりを見すぎた結果、官僚組織までもが劣化してしまったのが今の構図です。
この流れが、様々な組織でも露呈し始めていることが心配です。
「人の命は地球よりも重い」という、誠に当たり前のことさえも判断できない、硬直した組織文化が作り上げられているとしたら、哀しいことです。
当たり前のことが、当たり前として認知される、裏を返せば間違えを素直に認められる、批判も謙虚に受け止められる、組織に変える必要があります。
まずは、一人ひとりが自分を信じ、自分に誠実に、自分を大切にし、そして相手にも同じ態度で接することによって変えることは可能です。