室蘭市の町内会における課題と役割を考える、町内会・自治会の未来を考えるシンポジウムin室蘭が市民会館で開催されました。
北星学園大学の鈴木克典氏による「多様な住民による”まち育て”~住みよいコミュニティを目指して~」と題した基調講演では、
「まちづくり」のまちは、街でも町でもなく、ひらがなの”まち”を使うことに意味があること。
はっきりとした定義はないものの、ハード面だけではなく、活動などのソフト面も含むからであること。
「まちづくり」よりは「まち育て」を目指すべきで、子育てと同じように、まちを育てながら地域住民も一緒に成長していくことが必要であること。
など、今後の地域コミュニティとしての町会の必要性と役割についてヒントを提示していただきました。
その後行われたパネルディスカッションでは、
①町内会・自治会の活性化と市民協働のまちづくり
②町内会・自治会が防災・減災に果たす役割
③町内会・自治会のこれからを考える
を、テーマにパネリストから様々な意見や活動報告が発表されました。
人口減少と高齢化、町会加入率の低下などで活動の継続性や地域コミュニティの維持等に問題を抱えている現状を打破する即効薬は見当たりませんが、諦めることなく、みんなで知恵を出し合って考えていくことが必要です。