気まぐれ日記

気ままに、また、思い出に

ルーベンス展 国立西洋美術館

2018-10-20 | 美術館(キルト展を含む)
上野の国立西洋美術館で開催中のルーベンス展に出掛けて来ました。
 
ルーベンス展の前に、来月のフェルメール展の指定のチケットを持っているので、チラッと、寄ってみました。
大看板前で、写真を撮っている人々がたくさんいて、長~い行列ができていましたね。














韻松亭でランチをしようと思いましたが、こちらも混んでいて、居心地が良くて落ち着くサロンレストランに回って正解でした😆

ルーベンス展です。 
フェルメールのはコンパクトで、静かな落ち着きのある絵が多いのに対して、ルーベンスのは、ダイナミックな大作がたくさん来日してました。



ルーベンス展-バロックの誕生|TBSテレビ


音声ガイドを借りたのですが、長澤まさみは、興醒めするくらい、棒読みで、がっかり😭💨💨
高橋一生や中谷美紀は上手なのに、なぜ、長澤まさみなのでしょう?

展示は、テーマごとに集められ、わかりやすくなっています。
ベルニーニの作品も2点あり、嬉しかったです♪

「キリストの哀悼」
いまいち、人物がはっきりとわからなくて😓
左から、洗礼者ヨハネ、キリスト、聖母マリア、福音書記のヨハネ、1人おいて右端は、マグダラのマリアはわかるのですが、しゃがみこんでる人物は、わかりませんでした。



「聖アンデレの殉教」

X字型の十字架で処刑された場面です。とても目立ちました。アンデレを取り巻く人々や天使たちの躍動感がすごいと思っていると、それぞれの手の動きから来ているのですね。



クイド・レーニ
「ヒュドラ殺害後休息するヘラクレス」
レーニが描くとヘラクレスも美肌の持ち主です。さすがに日に焼けた小麦色の肌ですが。

国立西洋美術館常設展にレーニの「ルクレティア」が展示されてます。
展示品の中でも、一際肌が綺麗です。



「スザンナと長老たち」

これも多くの画家が描いていますね。
 


「パエトンの墜落」

今回の展覧会でぜひ観たいと思っていた作品です。
音声ガイドでは、ジュピターと言われてましたが、ゼウスの方がわかりやすいかな。
ゼウスが雷を落として、アポロンの息子のパエトンを感電墜落死させる、その瞬間を描いています。
アポロンの太陽の馬車を借りたものの、御しきれずに、地上を焼きつくしたり、河を干上がらせたりしてしまったパエトンに対して、やむを得ずゼウスが雷を落とします。
躍動感に溢れた作品です。
ルーベンスは、右下に燃え盛る地上をも描き入れています。

  

「マルスとレア・シルウィア」

とても華やかで、静と動がバランス良く描かれ、落ち着く作品です。そう感じるのは、数多くの作品がある、受胎告知と似た構図だからかしら。
これは、タピスリーの下絵として描かれているのでマルスが左利きになっています。



「ヴィーナス、マルスとキューピッド」



う~ん、これがヴィーナス?
ボッティチェリのヴィーナスを見慣れた私には、ヴィーナスには、見えないわ!
戦いの神、マルスがヴィーナスのそばにいるのは、世の中が平和だと表しているらしいけど、↑のレア・シルウィアへのマルスの本気度は伝わってきても、ウルカヌスの妻のヴィーナスには、どうもね。


「エリクトニオスを発見するケクロプスの娘たち」

大作です。
レア・シルウィアと同じく美しい肌に薔薇色の頬が輝いています。このあと開けてはいけない箱を開けてしまった娘たちには、悲劇が訪れます。



一通り観終わったので、常設展にも行きました。