ホワイトのお部屋

日本画を描く日々の悩みや喜び

やっと咲いた!白花ヒガンバナ

2024-09-30 08:50:25 | 日記

待ちに待った白花のヒガンバナが咲き始めました(写真は、先日アップしたつぼみとは別の場所の花です)昨年より10日ぐらい遅れています。聞くところによると、ヒガンバナは気温が低くなったのを察知して咲くのだそうです。9月に入っても真夏日が続いて、ヒガンバナも待ちかねて咲いたことでしょう。(白花と言っても純白ではなくて、少しクリーム色です)

 

話は変わりますが、先日私がお勉強しているお教室がありました。皆さん日展制作の追い込みに入っていて、大きな作品の仕上げに頑張っていらっしゃいます。そうした方々の中で、一人絹本の小さな作品を描くということは、どんな気持ちなのだろうと思っていましたが、淋しい気持が余り無く、気楽さの方が勝っているのに驚きました。そして、もう潮時なのだなあと実感したのですけれど。

 

一応「今年はお休み」と言っているので、「来年は日展描かれるのでしょ?」と何度か聞かれました。「さあ?どうしようかなって、まだ決めていないのですけれど」と、お答えします。正直描きたい題材はあるし、描けたら描きたい、でも、体力がついていかない、昨年のしんどさを思い出せば、無理と思うのだけれど・・・


山陽新聞歳末助け合いチャリティー美術展に出品の色紙を描いた

2024-09-28 19:56:34 | 日記

毎年出品している山陽新聞歳末助け合いチャリティー美術展には、可能な限り新たに色紙を描いて出品していました。近年、日展制作とダブるため時には間に合わなくて、手持ちの小作品(本画)を出すこともあったのですが、今年は日展制作をお休みしているにも関わらず、あまりの暑さにしんどくて、迷っていました。

最近ちょっと涼しくなったこともあり、以前写生していた柿を色紙に描いてみました(笑)色紙は、一見簡単そうに見えますけれど、案外難しいものです。写生を元に、構図を考え、デフォルメもします。何とかまとまったので、期限を少し過ぎていたのですが、チャリティー美術展の事務局へ送りました。

どなた様かの善意でお買い上げ(入札)いただき、チャリティーのお役に立てられたらうれしく思います。


白花のヒガンバナのつぼみが!!

2024-09-27 20:25:51 | 日記

異常な猛暑のせいで今年は白花のヒガンバナは咲かないのかと思っていたら、何とつぼみが出ているではありませんか。昨年の記録を見て見ると、だいたい10日遅れぐらいです。遅れてでも咲いてくれたらうれしいな。もしかしたらと、タマノカンザシも見たけれど、タマノカンザシはダメのようでした(涙)

白花のヒガンバナは、暑さに負けず遅れてでも咲いてくれそうなので、咲いたら写生をしなければね。赤いヒガンバナは、何回か写生をしたけれど、白花の写生はまだなので。

 


異常な夏は終わるのか・・・

2024-09-23 10:00:36 | 日記

 ノカンゾウ

誰もが年々暑くなっているのは感じていると思うけれど、それにしても今年の暑さはひどかった。9月に入ってもまだ真夏の暑さが続いていたが、やっと昨日あたりから秋の気配を感じるようになった。線状降水帯だとか、観測史上経験したことが無いとか・・・異常だ!と何度つぶやいたかわからない。

植物はじめ生き物たちにも、その影響が出て、何だかおかしい。お彼岸の頃には、あちこちで見られるヒガンバナが異常に少ない気がしたのは私だけだろうか?今年も咲くのを楽しみにしていたタマノカンザシも葉がやけて、とうとうつぼみが上がらなかったし、昨年は我が家の花壇のあちこちで咲いてくれた白花のヒガンバナも今年は影も形も見えない。

ヤブカンゾウ(八重咲き)は、暑さのなかで次々に花を咲かせて、今はノカンゾウ(写真・一重咲き)が頑張って咲いている。ふと見ると、足元に小さな黄色い花。これは、昨年道端に咲いていたのを採ってきて植えたものだ。

   

同じに見えないけれど、左側のピンボケの写真が、我家に咲いたマツヨイグサ。右側の写真が、ネットから借用したもの。同じ花とは思えないけど、同じもの。(交雑していたりするので、全く同じかどうかはわからないけれど)

オオマツヨイグサは、同じアカバナ科のマツヨイグサの仲間で、背丈が大きくて花がたくさんつく。

 

 


「大家さんと僕」

2024-09-20 17:33:33 | 日記

三男夫婦が帰省中に「万歩書店に行くのでお母さんも一緒に行きませんか」というので、連れていってもらいました。私は万歩書店を知らなかったのですが、大きな古書店です。たくさんの古書があり、私は主に美術関係の本があるコーナーに行きました。たくさんの興味深い本がありました。ちょっと買いたいなと思う本があったので、値段を見たら、古書といえども一万円以上もするのでやめました。見ても見ても飽きないのですが、さすがに疲れてしまいました。

 

別のところへ行って、踏み台に座り込んでいたら、目の前に「大家さんと僕」という漫画が目にとまりました。前から一度見てみたいと思っていた本です。値段を見ると、100円~300円でしたので、4冊全部買いました。あとでよく見ると2冊は同じ内容でした(帯が違っていたので違う内容だと思った)ので、1冊は息子夫婦にあげました。矢部太郎さん作のほのぼのとして、何か心があたたかくなるマンガです。

 

古書店は、だんだん潰れてしまって、万歩書店は、残っている数少ないお店だそうです。また一人でも来てみたいと思いました。


久しぶりの投稿です・・・

2024-09-20 10:52:40 | 日記

久しぶりの投稿です。

実は、三男夫婦がお店を改装する機会を利用して帰省していたのです。三泊四日の日程でしたが、楽しいひとときはアッと言う間に過ぎ去り・・・写真は金沢に帰ってから息子のパートナーさんがこっそり撮ったのをラインで送ってくれたものです。

こんな写真を撮られていたとは露知らず(笑) 夫がパジャマ姿なので朝なのでしょうね。こんな風に夫と並んでキッチンに立つことはめったに無い、というかほとんど無い、珍しい写真です。

ケージのワンちゃんは、一緒に帰省したコテツです。いつも一緒に連れてきていたセキセイインコのマルちゃんは、今年2月に亡くなったのでいません(涙)

 


着物の処分「

2024-09-12 09:07:18 | 日記

値段が付かず売れ残った着物

終活の一つとして、もう着ることもない着物を着物買取専門業者に買い取ってもらうことにしました。以前から二束三文だとは聞いていましたから、特別いいものでもないし、最初からそんなに高く買い取ってもらえるとは期待していませんでした。(さすがに母の形見の大島の着物は残しました)

 

業者さんは、怪しげなところではなく(全国ネットで我が家の近くにお店もある)、対応してくれた方も丁寧でしたが、「これはシミがありますので300円、これは500円・・・」と、一番高くて800円と、次々に値段がつけられていきます。

 

従兄の連れ合いさんが「これはあなたにもらってほしい」と言ってくれた喪服の着物。もらいたくなかったけれど、結局押し付けられた形で持って帰ったもの。買った時には、飛び切り高価でいいものだと聞いていましたが、申し訳ないけれど、サイズが小さすぎて私に合わないし、誰ももらってくれないので、どうかなと聞いてみたら、「喪服は買い取れません」の一言。

 

喪服以外にもウールの着物、羽織、襦袢類、コートも買い取れないとのこと。結局三分の一ぐらいは残ってしまいました。そして、買い取り価格の合計5800円也。まあ、ゴミになってしまうより再利用されると思ってよしとしましょう。それにしても、残ったものは、資源ごみにだすしかないかなあ。


想田和弘監督の講演に感動

2024-09-09 08:56:10 | 日記

想田和弘監督の講演が聞きたくて、久し振りに「私たちのまち岡山を考える市民のつどい」に参加しました。毎年この時期は日展制作の追い込みにかかっているときでもあり、月初めの日曜日は日本画教室と重なる場合が多く、参加出来なかったので、本当に何年ぶり、いや何十年ぶりか(?)の参加でした。参加の顔ぶれもほとんど知らない方ばかり、存じ上げている方も、私の方から声をかけない限り気づいてもらえない(涙)、年月の流れを痛感したことでした。

それはさておき、想田監督の「観察から始まる幸福論 -なぜ僕らはニューヨークから牛窓に移住したのかー」というお話には感動しました。ユーモアたっぷりでわかりやすく、監督のドキュメントを撮るコンセプトが理解できました。

観察とは、「よく見て」「よく聴く」、つまり作り手が先入観を捨て、よく見てよく聞いて、その結果を映画にする。観客に自分の目と耳で、良く見てよく聴いてもらうということ。

テレビなどのドキュメンタリー番組などをついついそのまま真実と思って見てしまいがちなのだけれど、そこには制作者の意図なども含まれていることを知っておかなければならないと思いました。意図がいいものであればいいけれど、そうでない場合もあるわけで、想田監督は「十戒」と表現されて、ご自分の制作に向かう考えを語られていました。

もう少し詳しく書きたいけれど、長くなるのでこのへんにして、帰りに監督の著書を買い、サインをして頂きました(写真の真ん中、猫のイラストがかわいい)。そしてお邪魔にならないように、少しだけ「息子がアイルランドでお会いしたと言っていました」とお伝えしましたら、ちょっとびっくりされたお顔をされ、「あ、彼の友だちが僕の精神という映画に出演してくれているんですよ」と。覚えていてくださったのだなとうれしく思いました。

 

 


黄金桃のシロップ煮

2024-09-07 09:54:20 | 日記

         

昨日哲学カフェのメンバーの方から珍しい黄金桃を沢山頂きました。以前、お一人で暑い中大変な数の袋かけをされたとお聞きしていましたし、昨日も朝から残暑厳しい中、友人と二人で捥いできてくださったもの、感謝していただきました。

沢山の量なので、傷まないうちにシロップ煮にしました。煮沸した瓶に入れて3瓶できました。冷蔵庫で冷やしておけば、ヨーグルトに入れたり、おやつに一切れ、二切れと食べられます。市販の瓶詰や缶詰の桃に似ていますが、甘さが自分好みで、もっと美味しくできました。

※ 先に「黄桃」と書きましたが、正確には「黄金桃」でした。訂正します。


県展発表 

2024-08-30 08:16:00 | 日記

県展の発表がありました。私の教室から出品されたお二人は、そろって入選(お一人は奨励賞)され、ほっとしているところです。公募展は、常に入落があり、一喜一憂していたらメンタルが持ちません。自分自身は常に一喜一憂はしないよう戒めてきたつもりですが、やはり生徒さんのことになると、何とか入選してほしいと思って発表まで落ち着きません。仕方ないことながら、落選する人がいるとつらくなります。特に、絶対大丈夫だと思う作品が落ちるとショックです。過去には、そういうことも何度かありました。

勝つ人がいれば必ず負ける人がいます。入選する人がいれば落選する人がいます。どちらかに入るのです。勝った人以上に努力を重ねてきたのに負けた人もいます。うまいと思う作品でも落選することもあります。運もあります。そういうもんだということを忘れないようにしたいですね。

 招待出品の私の作品「ナニワノイバラ」(F25号)