ホワイトのお部屋

日本画を描く日々の悩みや喜び

裏打ち、麻紙貼り

2025-01-30 10:50:15 | 日記

日春展出品用の裏打ち、麻紙貼りがやっと出来た。時期的にこんなに遅くなったのは、おそらく初めて。年々作業が体力的にしんどくなっている上に、このところ身辺にいろいろなことが起り過ぎた。

 

いつも裏打ちは鎧貼りだから、写真のような状態までに、30~40センチ角ぐらいにくい先で分断した裏打ち紙(今回は全部で32枚)を二回どおり文字通り鎧のように貼り、その上に麻紙を全面に糊をひいて貼るのは、けっこう大変だ。

 

F50のサイズまでなら、キッチンのテーブルの上で何とか作業ができるのだけれど、Sの50号だと大きすぎてちょっと無理なので、畳の上の作業となる。畳の上を這いまわっていると腰が痛くなる。専用の大きな台など今さら望むべくもないから我慢の子(涙)もう150号なんてとても無理だ。数年前までは、150号の古い作品を剥がして、その上に裏打ちをして麻紙を貼る作業を一人でしていた。その時からしんどかったけれど、何とかできていたのだ。年を取るって悲しい、いや悔しい。描きたいテーマはあっても身体がついていかない。

さて、麻紙が貼れたので、遅ればせながら制作開始だ。小下絵はできているので、大下絵を作成(横着して拡大コピーも利用する)、小下絵で見えていなかった部分を修正して、本格的に描き始める。頑張ろう!そして、間に合わなければ来年に回そう。もう無理はしない。


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