ホワイトのお部屋

日本画を描く日々の悩みや喜び

白花ヒガンバナを写生

2024-10-02 21:10:35 | 日記

花の写生は、急ぎます。うかうかしていたら、花の時期は終わっています。だんだん根気が無くなって、間に休憩を入れながら、やっと2輪描きました。薄く着色しているけれど、写真に撮ったらあんまりわかりません。


金谷朱尾子展ー改めて感動した

2024-10-02 08:10:18 | 日記

施設に入っている従兄の連れ合いさんと一緒に笠岡市の竹喬美術館で開催中の「没後20年 金谷朱尾子」展を観に行きました。(バッグに折り曲げて入れていたので、写真のチラシにシワが寄っていてごめんなさい)

将来を嘱望されながら20年前、51歳の若さで亡くなられた金谷朱尾子さんの作品の数々、デッサンなどを拝見し、改めてその素晴らしさに感動しました。しっかりしたデッサン力、色彩センス、構成力、柳生尚志氏の言葉を借りれば「エゴン・シーレをより繊細に、より感性的にしたような」という・・・今も存命ならば、その才能がどのように花開いておられたことか。

私自身、以前、金谷朱尾子さんをある先入観で見ていた時期がありました(反省)今回素晴らしい数々の作品を改めて拝見し、早世された稀有な才能を惜しむ思いでした。

 

何年ぶりかに高速を走って行ったのですが、ナビのおかげで一度も迷うことなく、危険な目にも合わず、無事に行くことが出来ました(😊)10月初め、さわやかな秋空の下、今頃になって咲いている赤いヒガンバナが目に鮮やかでした。


裏彩色の良さとはこういうことだったんだ!!

2024-10-01 08:09:47 | 日記

裏彩色という言葉は知っていました。裏箔は、何度かやって効果も知っていました。しかし、裏彩色については、絹本の裏から彩色する方法というだけしか知っていなかったということを思い知りました。

同時進行で描いている絹本作品の一つ、牡丹の絵について、骨描きをして調子をつけたところで、あとどう進めようか迷っていたので、先日師のご指導を仰ぎました。師が「背景を裏彩色をしたらどうか」と、言われたところで、ハタ!と気が付きました。背景を、表から彩色するのと、裏彩色するのと、どんな違いがあるのか?わかっていないということを。誠に初歩的なことで、何となく裏から彩色するので、表から描くより薄くなるのかなあと言う程度で、恥ずかしながら正直分かっていない! がーーん!!

恥を忍んでお聞きしました。「背景を裏彩色すると、どのような効果があるのかわかりません。したことがないのです」と。「じゃあ、やってみましょうか」と、師は気軽におっしゃって、自らやって見せてくださいました。何ということでしょう!写真ではその微妙な違いがわからないのが残念ですが、品があって、それはそれはすてきな色合いになりました。(黄土、二種類の緑青系の3色を使っています)

家に帰って立てかけて見ているのですが、何度見てもうっとりする美しさです。これから花などを着色して行くのですが、このまま止めておきたいくらいです。

裏彩色の良さについて目からウロコでした。

 


やっと咲いた!白花ヒガンバナ

2024-09-30 08:50:25 | 日記

待ちに待った白花のヒガンバナが咲き始めました(写真は、先日アップしたつぼみとは別の場所の花です)昨年より10日ぐらい遅れています。聞くところによると、ヒガンバナは気温が低くなったのを察知して咲くのだそうです。9月に入っても真夏日が続いて、ヒガンバナも待ちかねて咲いたことでしょう。(白花と言っても純白ではなくて、少しクリーム色です)

 

話は変わりますが、先日私がお勉強しているお教室がありました。皆さん日展制作の追い込みに入っていて、大きな作品の仕上げに頑張っていらっしゃいます。そうした方々の中で、一人絹本の小さな作品を描くということは、どんな気持ちなのだろうと思っていましたが、淋しい気持が余り無く、気楽さの方が勝っているのに驚きました。そして、もう潮時なのだなあと実感したのですけれど。

 

一応「今年はお休み」と言っているので、「来年は日展描かれるのでしょ?」と何度か聞かれました。「さあ?どうしようかなって、まだ決めていないのですけれど」と、お答えします。正直描きたい題材はあるし、描けたら描きたい、でも、体力がついていかない、昨年のしんどさを思い出せば、無理と思うのだけれど・・・


山陽新聞歳末助け合いチャリティー美術展に出品の色紙を描いた

2024-09-28 19:56:34 | 日記

毎年出品している山陽新聞歳末助け合いチャリティー美術展には、可能な限り新たに色紙を描いて出品していました。近年、日展制作とダブるため時には間に合わなくて、手持ちの小作品(本画)を出すこともあったのですが、今年は日展制作をお休みしているにも関わらず、あまりの暑さにしんどくて、迷っていました。

最近ちょっと涼しくなったこともあり、以前写生していた柿を色紙に描いてみました(笑)色紙は、一見簡単そうに見えますけれど、案外難しいものです。写生を元に、構図を考え、デフォルメもします。何とかまとまったので、期限を少し過ぎていたのですが、チャリティー美術展の事務局へ送りました。

どなた様かの善意でお買い上げ(入札)いただき、チャリティーのお役に立てられたらうれしく思います。


白花のヒガンバナのつぼみが!!

2024-09-27 20:25:51 | 日記

異常な猛暑のせいで今年は白花のヒガンバナは咲かないのかと思っていたら、何とつぼみが出ているではありませんか。昨年の記録を見て見ると、だいたい10日遅れぐらいです。遅れてでも咲いてくれたらうれしいな。もしかしたらと、タマノカンザシも見たけれど、タマノカンザシはダメのようでした(涙)

白花のヒガンバナは、暑さに負けず遅れてでも咲いてくれそうなので、咲いたら写生をしなければね。赤いヒガンバナは、何回か写生をしたけれど、白花の写生はまだなので。

 


異常な夏は終わるのか・・・

2024-09-23 10:00:36 | 日記

 ノカンゾウ

誰もが年々暑くなっているのは感じていると思うけれど、それにしても今年の暑さはひどかった。9月に入ってもまだ真夏の暑さが続いていたが、やっと昨日あたりから秋の気配を感じるようになった。線状降水帯だとか、観測史上経験したことが無いとか・・・異常だ!と何度つぶやいたかわからない。

植物はじめ生き物たちにも、その影響が出て、何だかおかしい。お彼岸の頃には、あちこちで見られるヒガンバナが異常に少ない気がしたのは私だけだろうか?今年も咲くのを楽しみにしていたタマノカンザシも葉がやけて、とうとうつぼみが上がらなかったし、昨年は我が家の花壇のあちこちで咲いてくれた白花のヒガンバナも今年は影も形も見えない。

ヤブカンゾウ(八重咲き)は、暑さのなかで次々に花を咲かせて、今はノカンゾウ(写真・一重咲き)が頑張って咲いている。ふと見ると、足元に小さな黄色い花。これは、昨年道端に咲いていたのを採ってきて植えたものだ。

   

同じに見えないけれど、左側のピンボケの写真が、我家に咲いたマツヨイグサ。右側の写真が、ネットから借用したもの。同じ花とは思えないけど、同じもの。(交雑していたりするので、全く同じかどうかはわからないけれど)

オオマツヨイグサは、同じアカバナ科のマツヨイグサの仲間で、背丈が大きくて花がたくさんつく。

 

 


「大家さんと僕」

2024-09-20 17:33:33 | 日記

三男夫婦が帰省中に「万歩書店に行くのでお母さんも一緒に行きませんか」というので、連れていってもらいました。私は万歩書店を知らなかったのですが、大きな古書店です。たくさんの古書があり、私は主に美術関係の本があるコーナーに行きました。たくさんの興味深い本がありました。ちょっと買いたいなと思う本があったので、値段を見たら、古書といえども一万円以上もするのでやめました。見ても見ても飽きないのですが、さすがに疲れてしまいました。

 

別のところへ行って、踏み台に座り込んでいたら、目の前に「大家さんと僕」という漫画が目にとまりました。前から一度見てみたいと思っていた本です。値段を見ると、100円~300円でしたので、4冊全部買いました。あとでよく見ると2冊は同じ内容でした(帯が違っていたので違う内容だと思った)ので、1冊は息子夫婦にあげました。矢部太郎さん作のほのぼのとして、何か心があたたかくなるマンガです。

 

古書店は、だんだん潰れてしまって、万歩書店は、残っている数少ないお店だそうです。また一人でも来てみたいと思いました。


久しぶりの投稿です・・・

2024-09-20 10:52:40 | 日記

久しぶりの投稿です。

実は、三男夫婦がお店を改装する機会を利用して帰省していたのです。三泊四日の日程でしたが、楽しいひとときはアッと言う間に過ぎ去り・・・写真は金沢に帰ってから息子のパートナーさんがこっそり撮ったのをラインで送ってくれたものです。

こんな写真を撮られていたとは露知らず(笑) 夫がパジャマ姿なので朝なのでしょうね。こんな風に夫と並んでキッチンに立つことはめったに無い、というかほとんど無い、珍しい写真です。

ケージのワンちゃんは、一緒に帰省したコテツです。いつも一緒に連れてきていたセキセイインコのマルちゃんは、今年2月に亡くなったのでいません(涙)

 


着物の処分「

2024-09-12 09:07:18 | 日記

値段が付かず売れ残った着物

終活の一つとして、もう着ることもない着物を着物買取専門業者に買い取ってもらうことにしました。以前から二束三文だとは聞いていましたから、特別いいものでもないし、最初からそんなに高く買い取ってもらえるとは期待していませんでした。(さすがに母の形見の大島の着物は残しました)

 

業者さんは、怪しげなところではなく(全国ネットで我が家の近くにお店もある)、対応してくれた方も丁寧でしたが、「これはシミがありますので300円、これは500円・・・」と、一番高くて800円と、次々に値段がつけられていきます。

 

従兄の連れ合いさんが「これはあなたにもらってほしい」と言ってくれた喪服の着物。もらいたくなかったけれど、結局押し付けられた形で持って帰ったもの。買った時には、飛び切り高価でいいものだと聞いていましたが、申し訳ないけれど、サイズが小さすぎて私に合わないし、誰ももらってくれないので、どうかなと聞いてみたら、「喪服は買い取れません」の一言。

 

喪服以外にもウールの着物、羽織、襦袢類、コートも買い取れないとのこと。結局三分の一ぐらいは残ってしまいました。そして、買い取り価格の合計5800円也。まあ、ゴミになってしまうより再利用されると思ってよしとしましょう。それにしても、残ったものは、資源ごみにだすしかないかなあ。