最近色々なことに振り回されて、老いた身の能力の限界を超えているとつくづく思う。若い頃は、がむしゃらに頑張れたけれど、やらなきゃならないことがいっぱいでもどうにも身体が動かなくなってソファーにひっくり返り寝てしまうこともある。
でも、困っている人がいたら、見過ごすことなどできない性分だからしかたない。東奔西走している毎日。
昨日夕方帰りの山道でカラスウリのつぼみを見つけた。切り取って持って帰り、花瓶に挿そうと思ってはたと困った。つぼみのついている枝の部分を切り取っていたので、どちらが根元のほうかわからない。しかたなく透明トレーに茎の両側が水に浸かるように入れた。
8時頃少しづつ花が開き始めた。
先日Hさんに、庭で育てたという花の写真を見せてもらったが、それは本当に美しかった。
雨にぬれたうえ切り取られたものだから、ヒゲのようなものがきれいに伸びきらず、それには及ばなかったけれど、それでも感動した。
「寸暇を惜しんで・・・」というのは聞くけれど、「寸暇を見つけて・・・」という言い方があるのかどうかわからない。疲れていても頑張って写生をした。アップできるような写生は出来なかったけれど、うれしかった。
今度またつぼみを見つけることができたら、もう一度挑戦しよう。
絵が描けないことが続くとストレスがたまるけれど、ちょっとうれしかった。
(写真の奥に写っているのは、ハスとカラスウリの実を描いている絹本作品。9点同時進行で描いていたうち5点は完成したので、残り4点のうちの二つ)