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数年前友人から頂いたタマノカンザシが咲き始めました。
どうした具合か昨年は咲かなかったのでとてもうれしい。
さっそく鉢を庭から玄関の中に入れましたら、玄関ホールに甘い香りが漂っています。
見る人の少ない夜に咲き、芳香を放つこの花を楊貴妃が好んで髪に挿したそうです。
また、この花にはとてもロマンチックな伝説があります。以前にも紹介したことがありますが、再度アップします。
<タマノカンザシ伝説>
昔中国石州に笛の名人がいました。ある夏の宵高い楼に登り笛を吹いていると、紫雲がなびき、天女が舞い降りてきました。
天女は、月の女王から美しい笛の音を学んでくるように命じられてきたのでした。
名人は、願いを聞き入れ、繰り返し秘曲とされる調べを吹いて聞かせました。
天女がお礼を言い帰り始めた時、名人は「今夜の記念に何か残していってください」と、頼みました。
天女は、髪に挿していたかんざしを名人に投げました。
かんざしは、名人の手に届かず、地上へ落ちていきました。
楼から下りて捜しますが見つかりません。
しばらくの後、かんざしが落ちたと思われるところから見たことのない花が咲きました。
人々は、これが天女のかんざしに違いないと、「玉簪花(タマカンザシバナ)」と名付けたということです。(ネットより引用)
また、天女と人間の男のかなわぬ恋という話もあるとか。
タマノカンザシの香りは、甘美で切ない感じがします。