一昨日の日本画教室で、Nさんに「先日は友だちの展覧会に行っていただき、ありがとうございました」と、言われ、????・・・・何だっけ?と思い出せなく呆然とする。
「総社までわざわざ・・・」と言われ、やっと思い出す。何という情けなさ。これって認知症の兆しなのかしら?いえ、その展覧会に行ったことは、覚えていたのです。それがNさんの紹介で行ったということを失念していたのです。これってやっぱりヤバイ?
それは、一昨年の春四年の闘病の末亡くなられた奥様の描きためた油絵を、旦那様と家族の方が準備し開かれた展覧会です。タイトルの「共に生きた風景」というのを拝見しただけで涙がこぼれそうでした。旦那様の挨拶文には、子育て、家事、そのほか家族を支えてきた妻に恩返しが出来たらという思いで、この展覧会を計画したことが書かれていました。
そして、最後に好きな方々にその絵をもらってもらえたらということでした。そして、何ということでしょう。数日前の新聞の投書欄にその方の薔薇の絵をもらわれたという友人の方の投書がありました。趣味で絵を描いてきて、こんなにも家族の方に思われるなんて、きっとご家族皆さんが素敵な方々だったに違いないと思ったことでした。
それにしても、そんなに感動しながら、Nさんの紹介で見に行ったことを忘れているなんて!まったく情けないこと!(涙)