この絵は破棄したので今は無い。描いた時の嫌な気分を思い出す。もう思い出したくない。そう思って破棄した。しかし、、、、画像フォルダの中には残っていた。消しても消えない記憶のように。
この時の思いが再びよみがえる出来事があった。絵の中の少年のモデルは孫(孫と言えるのか?)のひとり。何を考えているのか?
この少年と母親に連れられて、他の孫たちも、遠くへ、遠くへ行ってしまった。
謎のようなことを書いた。時々友人・知人から子どもや孫、兄妹たちに囲まれた楽しい団らんの写真を見せてもらうことがある。いいなあと思う。そういう幸せが私に無いわけではない。ある。しかし、奪われてしまったものもあるのだ。
奪われた・・・そう、確かに奪われたのだ。
そして、奪ったものに再び攻撃される出来事があった。地面に打ちひしがれている顔面を泥靴で踏みにじるように。踏みにじっているものは、勝ち誇って「私は正しいことをしているにすぎない」と薄ら笑いを浮かべているのが見えるようだ。