2008年制作「儚」
「努力するのも才能のうち」とは、誰が言った言葉だったか?どんなに恵まれた才能を持って生まれても、努力しなければ埋もれたままだ。大谷翔平選手もたぐいまれな才能の持ち主ではあるけれど、たくさんの努力あってこそあれだけの活躍が出来ているのだと思う。しかし才能がなくてもそれなりの努力を続けていれば、大谷翔平選手のようにはいかなくても、何かは得られるかもしれない。そういう意味では、「努力するのも才能のうち」と、言えるのかもしれない。
師は、私のことを努力の人だと評してくださった。私は努力をしてきただろうか?「努力」という言葉には、臥薪嘗胆、艱難辛苦など、苦しさを乗り越えてというイメージがつきまとう。しかし、私は「絵を描く」ということに関しては、苦しいと感じたことはない。むしろ、日常生活の中での種々雑多な困難の方が苦しかった。その苦しみを乗り越える力を与えてくれたのが絵だった。だから、絵を描くことは喜びであって、苦しみではなかったから、「絵を描く努力」などはなかった。
ただ好きなことを続けて来ただけだ。いつも言っているように絵を描く才能などはないけど、好きだから、あるいは自分の内なるものに突き動かされて続けてきた中で、たまには公募展に入選させて頂くと言うご褒美なども頂けて、しあわせこの上ない。ありがたいことだ。感謝して、残りの人生も、好きな絵を描いていきたいものだと願っている。
今日のひとり言。
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