風信子(ひやしんす)の☆本の紹介&エッセー☆俳句

濫読・雑読の風信子(ひやしんす)が気の向くままに、お気に入りの本を紹介いたします。

☆ 東京電力、津波は「想定外」という説明は詭弁でしかない。

2011年04月03日 | ☆ひやしんすの☆今日の出来事♪
4月2日の朝日の記事には、「東電や社員への苦情や脅迫、嫌がらせが目立ち始めた。」とあり、それは非常識であり論外なことである。みんな冷静になって欲しい。

だが、同じ日の一面にある「津波は想定外」という東電の発表は、とんでもない嘘言である。

「津波は想定外」という事にたいする抗議は、数多くのブログで3月26日位から取り上げられている事であるが、いつまでもこういった態度を取り続ける東電の対応には呆れるほかない。

東電が、自立(国営化されず)で頑張っていきたいという希望があるのであれば、なおさらのこと、態度を改めて悔悛するのが正しい行いであると思う。

先ず、2年前にIAEA(国際原子力機関)が次のように警告をしていたそうではないか。(このときの首相は麻生さんだったようだ。自民党にも責任大ありですね。)

    記事内容:産経ニュース 

「日本の原発の耐震安全指針は時代遅れで、巨大地震が発生した場合は持ちこたえることができない可能性があると警告していた」 (下記の参考資料を参照してください。)

上の記事は海外機関からの指摘であるが、国内でも共産党・福島県議団が、2007年に当時の社長であった東京電力株式会社 取締役社長 勝俣 恒久氏あてに申し入れをしている。(下記の参考資料を参照してください。)

さらに、国会では共産党議員の吉井 英勝(よしいひでかつ)氏(京都大学工学部原子核工学科卒)が2005年、2006年と原子力安全委員会に質問しています。まさか、このことを東電が知らないというはずはないでしょう。(下記の参考資料を参照してください。)

ドイツ在住のpfaelzerwein氏の新しい記事更新によると、

現地の新聞のFAZ(フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング)の記事には、

「日本の官僚機構を強く批判している。開かれた議論、市民社会、自主性が無く、日本のビジネスマンがハンドブック片手に ― MBAの肩書きを片手に - 世渡りをしているのと同じで、教科書がないところではその無能さを曝け出すと言うことである」 というようなことが書いてあるらしい。ホントに、なさけないことである。


参考資料:

 ウォール・ストリート・ジャーナル 「東電、甘すぎた危機対応策」

 日本共産党福島県議団 「福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ」

ゆかしメディア 「東電、保安院「想定外の津波」、2年前に指摘されていた」

 日本共産党 吉井英勝オフィシャルホームページ 【緊急メッセージ】地震・大津波と炉心溶融にいたる原発事故は何度も警告してきた

  産経ニュース  「2年前にIAEAが警告か 米公電を基に英紙報道」
 
  産経ニュース  「大津波、2年前に危険指摘 東電、想定に入れず被災」



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