風信子(ひやしんす)の☆本の紹介&エッセー☆俳句

濫読・雑読の風信子(ひやしんす)が気の向くままに、お気に入りの本を紹介いたします。

☆ 『大阪や三重にも出荷=自粛要請のサンチュ』:asahi・com を読んで考える。消費者としての選択。

2011年04月15日 | ☆ひやしんすの☆今日の出来事♪
自粛要請のサンチュが東京のスーパー・イオンに出回ったと報道されています。 asahi・com 千葉県は「出荷自粛に法的拘束力はなく、出荷を止められなかった」と釈明。

詳細は、www.asahi.comから。

「業者は「自粛要請は知っていたが、小売店の担当者と協議し、商品に問題はないと判断した。なぜ非難されるのか」と発言している。」

http://www.asahi.com/business/jiji/JJT201104130123.html

この被災地の野菜に関しては、かなりの世間の声が、「風評被害」に参加するのはやめて、福島や茨城で生産された農林水産物を積極的に買いましょうという雰囲気になってきている。

消費者として、原発に近いというだけで、買い控えの選択は正しくないという世論はもっともだけど、

自粛には拘束力ないと居直る業者もいるという事もあるのは事実なので、関西ならば九州や四国産などを選択をしてしまうのです。

もう、色々な説が報道されていて気持ちを整理するのも大変です。

風信子が支持するのは、出来るだけ避けるという事。ですから、世論とは反対の意見です。



植草一秀の『知られざる真実』

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-2eaa.html

    2011年4月14日 (木) 「原発重大事故責任を安全重視消費者に転嫁するな」 左の記事を読んでくださいね。



しかし、このような意見が、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に出ています。

つまり、米国、ソ連の核実験により、1960年代の放射線量は今の1万倍だった!という意見です。

記事の一部抜粋ですが、
「ここに、風評被害に立ち向かう上で有用なデータがある。気象庁の気象研究所が1958年から50年以上、国内の放射性物質量を継続的に測定している。

これだけの長期データは、世界でも例がないそうだ。そのデータによると、米国、ソ連が大気中で核実験を行っていた1960年代、土壌中に含まれるセシウム137とストロンチウム90の量は、2000年以降の平均値の何と1万倍を上回っていたのである。

1963年の部分的核実験禁止条約後、放射線量はやや下がるが、1970年代に中国、フランスが核実験を行うと再び、2000年代の1000倍レベルに増加した。

1986年にチェルノブイリ原発事故が起きた時は一瞬、1960年代の水準まで増加するが、わずか1年で、前後の期間の平均的なレベルに下がっている。」

     筆者:尾崎弘之 東京工科大学大学院ビジネススクール教授

どちらの意見を取り入れて選択するか?

それは、消費者各自の決めることです。一般人をあおって、
『生産者が被害者で、放射能を警戒する消費者が加害者であるとする図式が、マスゴミによって意図的に流布されている』(植草一秀さんのブログで書かれていること)、

『放射能に汚染された食物の摂取に対して警戒姿勢を持つことは、被災地の生産者に対する思いやりの心のない、非人間的な対応であるとのイメージが形成されることが目指されているのである。』
という説明にも配慮して考えてみてはいかがでしょう。

最近、思うこと。すべては国民を戦後教育によって『暗愚な庶民』に育て上げることに成功したと、うそぶく人間により、都合のよい方向へ、情報操作されることが容易いという事です。

せっかくのネットを使って、色々と情報を探してみて、自分なりに思考しましょうね。

でも、いったい誰こそが、情報操作ではなしに誠実に情報発信しているのでしょう。私も戸惑いを感じます。
    


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☆近藤誠(こんどう・まこと)先生の『低線量被ばくの人体への影響について』のお話。

2011年04月13日 | ☆ひやしんすの☆今日の出来事♪
文藝春秋の1月号の「抗がん剤は効かない」や、おなじく文藝春秋2月号の対談:「『抗がん剤は効かない』のか 患者代表・立花隆、近藤誠に質す」
が大きな反響を呼んだ、慶応義塾大学医学部放射線科講師の近藤先生。

文藝春秋 2011年 01月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
文藝春秋
  
文藝春秋 2011年 02月号 [雑誌]
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文藝春秋


ネットで調べていて、近藤先生の記事、「低線量被ばくが問題はない。」ことはない。 問題があるので、指摘します。というのを見つけました。

ほかにも、以前紹介した武田邦彦先生(中部大学)をはじめ、色々な方が、「低線量被ばくが問題はないとは思えない。」と考えておられますが、

慶応義塾大学医学部放射線科講師の近藤先生は、アメリカへ留学されて、放射線診断、放射線治療、核医学の3つを3年間学ばれました。

一番、『低線量被ばくの人体への影響について』語ることが出来る方なのでした。

では、一般社団法人サイエンス・メディア・センター ・(社)SMCに載せられた、先生の著述は下からどうぞ。

  『低線量被ばくの人体への影響について:近藤誠・慶応大 on 2011年4月5日』

近藤先生の経歴については、 http://www.e-doctor.ne.jp/contents/anohito/a01-10.html

文藝春秋3月号:「私がすすめるがん治療」と文藝春秋4月号:「治るがんと治らないがん」も是非、お読みください。

文藝春秋 2011年 03月号 [雑誌]
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文藝春秋


文藝春秋 2011年 04月号 [雑誌]
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文藝春秋




(最後に:漢字を間違えていました。⇒「☆ 風信子が、放射能被爆に怯えるのは、これで2回目なのです。」の漢字は、被爆は被曝が正しいようです。近藤先生は被ばくとされています。恥ずかしい限りです。)



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☆ 政府は、レベル7に引き上げるタイミングをみていたのか?

2011年04月13日 | ひやしんすの☆朝日の記事
asahi.comによると、『レベル7の可能性、3月末には認識 枝野官房長官』とあり、今更ながら情報を押さえていたのかな? と思ってしまいます。

記事の終わり部分には、「~これに関連し、菅政権の別の政府高官は12日夜、3月15~17日の時点で、すでにレベル7に相当する量の放射性物質が放出されていたとの見方を示した。この高官は「引き上げるタイミングが適切だったのだろうかと正直思っている~」と語り、認定が後手に回ったとの認識を示した。」とあります。

はからずも、2011年4月13日03時06分 読売新聞では、

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110413-OYT1T00030.htm の記事で、

3月23日の時点で約10万テラ・ベクレル(テラは1兆倍)以上になり、「7」の基準である数万テラ・ベクレルを超えた。

とのことですから、随分と長い間、ほって置いたという事になります。タイミングは長ければ約1カ月間~20日間も見計らわれたのでしょうか。

それとも、東日本大地震が起きてから、1ケ月後を過ぎて発表すると決めていたのでしょうか。



昨日(4月12日)は、夫の友人から退院祝いをしていただき、昼食(会席膳)を御馳走していただきました。

元、JR西日本職員(国鉄)の方ですが、12時半から5時まで、途中で喫茶店に席を変えながら、3人で話をして楽しい一時を過ごしました。話題も豊富な方ですので、東電と関西電力の周波数の違いの説明なども教えていただいた。

50Hzや60Hzのシステムの違いなども、「出来ないことないですよ。周波数の異なる電力網同士も一度、コンバータで直流へ変換したあとでインバータで交流周波数に変換することで出来るはすです。」とはっきりと断定された。

「では、なぜ出来ないのです。」と風信子が尋ねると、

「それは、東電が権益を守るためにありとあらゆる法律を作ってできないようにしているのでしょう。他者が乗り込んでこないように妨害しているのです。関電はその法律にがんじがらめになって出来ないだけですよ。私はそう思います。」

つまりは、想定できる範囲の事を全て網羅する法律を作っているというわけか。

まったく、今回の事は、想定外の事でしたからとは良く言えたものですね。

夫の友人は次のようにも断定した。

「これが、関西で起こった事ならば、東電はスグに乗り込んでやってきますよ。」

そうですね。政府、御用学者、報道機関の全てに献金等を振りまいている東電ならば出来るのでしょうね。



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☆ 風信子が、放射能被爆に怯えるのは、これで2回目なのです。

2011年04月10日 | ☆政治・経済・世の中
2月9日に書いたブログのタイトルは、「☆母から聞いた。宮崎神宮で浴びた、グラマン機の機銃掃射。」ですが、

文章の最後の方では父の様子がでてきます。

『~母達が空襲から逃げ伸びてハアハア息を切らしていた頃、

長崎の軍事工場で魚雷を作っていた16歳の父は、原爆投下後の市内中心部で毎日、黒こげの遺体の埋葬の奉仕活動を続けていました。

2週間ほど作業を続ければ、宮崎へ帰る汽車の乗車券が出ると聞き、とにかくも帰ろうと手伝っていたそうです。

(夜学へ行けるというので、宮崎からはるか長崎まで行ったらしいです。)

父は、「この世に神などいるもんか!」 と、その地獄図をみて思ったそうです。~』



上の内容から分かるように、私は被爆2世ということになります。

父は、生きて宮崎市に戻りましたが、本人に直接きくと、紫斑病らしきものになったり原因不明の熱で寝込んだり青年期は大変だったようです。結婚してからも何度も肺炎を起こすので母は心配したそうです。

私はというと、思春期を極端に痩せていて、病弱(貧血、起立性低血圧、急性腎炎など)に過ごしたので、将来は白血病になるのではと不安にさいなまされました。

(父は、2度ほど長崎での被爆について詳細に話してくれました。最初は爆心地より2キロと言い、2回目は、「お前が心配するからと2キロと言ったけど本当は0.5キロでの被爆だったんだ。軍需工場の中だったので生き延びたが、外の人は黒こげだったよ。」という事でした。)

その後、学校図書館で「閃光は今もなお」(宮崎県内被爆者25年目の証言)等を読んで、放射能が原因の病気が遺伝するということを知りました。

親には言いませんでしたが、貧血がひどく身体がだるい時には、もしかして原爆症ではと頭の中に怯えが走りました。

(朝、だるくて起き上がれなくて、食事も欲しくなく、一週間ほど寝てばかりいてトイレに行くだけがやっとという事も中学時代や高校時代にありました。不思議と春休みと夏休みでしたので学校はほとんど休んだことはないのですが・・・。)

幸いにして、今の私は元気(普通)ですが、子供の頃の病気に対する深い不安を考えると、これからも、なるだけ正確な情報を伝えていこうと思います。



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☆ 仙台の市民合唱団。(4月7日のこと)

2011年04月09日 | ☆ 高槻市民合唱団
木曜日(7日夜)に高槻市民合唱団に「メサイア」の練習に行きました。

3月は、実家帰省など重なり都合3回お休みしていましたが、他のメンバーは、地震の後も東日本の人々の事を案じながらも練習は続けていたようです。

合唱団会報には、練習をしながらも、今、歌っていて良いのかなという心の動揺(罪悪感など)も書かれていました。

そして、木曜日の休憩時には合唱団から、

仙台の方でも市民合唱団本日・七日から練習を再開させたそうです。」と嬉しい報告があったのです。

みんなの心浮き立つ話しでした。

なのに、その夜帰宅した後で新聞を読んでいたら、また確かな揺れが2回もありました。

宮城県沖の余震:震度6強でした。

胸がふたがる思いです。

原発は大丈夫?

どうして、こう災難が、途切れなく、いつまでも続いていくのだろうかと思います。


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☆ 手術のおかげで夫の両目は良く見えるようになりました。

2011年04月07日 | ☆ひやしんすの☆今日の出来事♪
写真の桜は、阪大へ向かうバスから見えた風景です。(万博記念公園ですね。)

   

3月末に阪大病院を退院してから月曜日(4日)に、最初の診察がありました。

経過は良好です。検査技師の女性から、「2~3ヶ月したら、もっと良く視力あがるわよ」と言われたそうです。

(ただし、乱視があるのと先天性の網膜の弱い部分あり。)

今回、普通は30分で済むという白内障の手術は左目が90分も掛かりました。

(見え方が悪い方からしたのです。)

右目は60分でした。

執刀された先生によると、両目とも問題なく終わり、安定すれば大分、見えるとの事です。

昨年の8月頃から、緑内障が不安定になり、(平成4年より地域の掛かりつけ病院で、管理して貰っていた。)

差していた目薬で眼圧のコントロールが効かなくなり高くなっていた。

さらに目の霞み等で、新聞は見出ししか読めず。テレビは字幕が見えない状態。

外出も一人では心もとない有様で、本人が一番、困っていました。

元からの主治医は地域では大変、評判の良い方であり、人柄も穏やかな方でした。

手術は外に廻す方でしたので、夫もいずれは大学病院を紹介して貰えるものと思っていました。

でも一向に紹介はして貰えず、申し出てみても、「緑内障があるし手術しても効果があるとは思えない。」との事でした。

難易度の高い(成功の可能性の薄い)手術なので紹介は出来ないと言われても、このまま失明まで待っているしかないのかと焦りました。

結局、昨年の12月に、阪大病院へ通院していたので院内紹介ということで眼科へ受診できました。

「緑内障もあるから、どれほどの効果がみえるかは確約できないですね。でも、一応、手術してみましょうか。」

ということで手術が決まった時にはホッとしました。

素人判断ですが、霧が晴れたら前のように見えるはずと思えたのです・・・。

手術の担当医は、まだ若い方ですが、夫が言うには

「性格的に相性が合うよ。なんか上手くいくような気がする。」でした。

で、今は目薬5本(3本は術後の炎症抑えるため。2本は緑内障向け:眼圧を下げるため。)を差しながら、ゴーグルをして目を守っています。

ゴーグルは阪大の地下薬局で販売していた、ゴム付きの寝る時用のもの一個。と日常用の黒い縁のもの一個です。

次回の診察日、5月まではゴーグルで目を保護するつもりです。

将来の問題は緑内障ですが、眼圧が下がらなくなれば、もう一本の目薬を使用してみるとのこと。

さらに悪化しても「緑内障の手術が出来るから安心して。」との事でした。

ここぞという時に、積極的な医療をして貰えないと大変だなとつくづく思いました。



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☆ 日本の気象庁が、やっと放射性物質の拡散予測を公表した。

2011年04月06日 | ☆ひやしんすの☆今日の出来事♪


昨日、ドイツ在住のpfaelzerwein氏からコメントをいただきました。

その時点では、「日本気象庁が5日から放射能予測地図載せている。」ことを私が把握せずにUPしたので、ご親切にも、ドイツ気象庁の放射能予想図を翻訳をコメント欄に載せてして下さったのです。本当に、ありがとうございました。

そして氏のブログでは、次の様な諌めも新たに述べられていました。

「気象台の予想などが話題となっているようだが、それらはあくまでも目安であり、大量の水蒸気から強い放射線物質が一気に立ち上るようなときに、その風向きなどの予想が避難の重要な指針となる。よって、住民にオンタイムでこうした情報を自らのものとさせておくことが冷静な判断を促すことになるのだ。」



さて、今朝になり風の状況が変化して、ドイツ気象台の記した、西日本地域への広範囲な汚染予測は修整されていました。

だからといって安心という訳にはいきません。pfaelzerwein氏は、

“何かあったら今後も自分で避難の予想をたてたり、どう行動するかの指針とせよ”
と教示されているのですから~。

ところで、3月23日の私のブログでは、武田邦彦(中部大学 教授)のサイトをご紹介しましたが、再度、訪問して豊富な情報提供にいたみいりました。是非、皆さまも訪問してください。

特に、ドイツ気象サービス(DWD)のシミュレーション(西日本地域:九州・四国・近畿圏への広範囲な汚染予測図。西風になったことによる修正前のもの。)を見逃した方はをどうぞ。

    1、「原発 緊急情報(47) 汚染・6日に日本全土に拡がる怖れ」 http://takedanet.com/2011/04/47_afa2.html

    2、「原発 速報  風は太平洋に」 http://takedanet.com/2011/04/post_6ca0.html

最後になりましたが、日本の気象庁は、放射性物質の拡散予測をホームページで初公開したとは言え、国民に広く情報を提供したとは言えませんね。なぜなら、WMOを通じてIAEAに提出したものであり英文のままなんです。

枝野官房長官は4日、気象庁に公開を指示したとのこと。であるなら以前からIAEAに提出した英文情報なら即座にUP出来るでしょう。それを翌日の5日になってUPしておいて、お粗末な情報ですよね。

捜すのにも一苦労しましたよ。http://www.jma.go.jp/jma/kokusai/eer_list.html

                もっと腹立たしいことは!

いつも、このブログを読んでいてくれる友人が昨夜メールで知らせてきてくれたことですが、情報隠ぺいの報告でした。

3月18日付で日本気象学会会員あてに配布された、日本気象学会理事長名での注意文というのがあるらしいです。

この文書の作成者は:日本気象学会理事長 新野 宏 という方です。

上の方が、情報公開をしないようにと呼びかけていたというわけです。   



 ~ ありがとうございます。今朝、初めてアクセスランキングが表示されていました。ランキングは上位10000件表示されるとのことです。~

    2011.04.05(火)現在で、9,863 位 / 1,563,200件ブログ中。


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☆本日、「ドイツなどの気流の発表をみると、西日本は安全になったようです.」~引用記事

2011年04月06日 | ☆ひやしんすの☆今日の出来事♪

ドイツなどの気流の発表をみると、西日本は安全になったようです.

武田邦彦さん(中央大学)のブログを参照ください。 「原発 速報  風は太平洋に」

武田邦彦(中部大学)のサイトここからです。



やっと日本の気象庁も放射性物質の拡散予測を公表。

2011年04月06日 | ☆ひやしんすの☆今日の出来事♪
今朝(4月5日付)の朝日新聞によると、
枝野長官の指示により5日から気象庁が放射能予測地図載せているようです。

後程、詳しく紹介させていただきます。

☆ 読売新聞の4月4日の記事:放射性物質の拡散記事を載せています。

2011年04月05日 | ☆ひやしんすの☆今日の出来事♪
最近綴った、私のブログ:3月31日紹介の記事。 「今、最も日本人に観覧されているドイツ気象庁のサイト!」についての追加記事です。

なぜ、ドイツやイングランド、オーストラリアの気象庁が、日本の放射性物質拡散予測を地図付きで毎日、載せているのか本当に不思議でしたが、実は、日本の気象庁の報告をもとに予測地図が発表されているのが分かりました。

私は、日本の気象庁の天気予報には、『放射性物質拡散予測』がないのを確認しています。なぜ? なぜ? なぜ?

と思うばかりで、電話ひとつしないのは私も鈍愚ですが、新聞等では政府の報道規制にも触れているのですから漠然とは理解していました。

ところが、ネット回遊する折に、読売新聞が昨日そのことに触れる記事を載せていることを知りました。

「pfaelzerwein」さんのブログによりドイツ気象庁にたどりつき情報を見て、本日の夜、9時には近畿、四国、九州までもが、福島第一原発から出た放射性物質の拡散することが予測できる地図を見ていましたから、がっくりしていました。

ドイツ語ですので、詳細をお伝えできるはずもなく、地図の存在は3月31日に報告していますので、自分ひとりで暗澹たる気持ちを堪えていました。明日も、明後日も毎日、ドイツの気象庁は日本の汚染地図を載せるはずです。

国民のパニックを抑えるために情報提出をしない政府では、多くの人が外出を避けるということもできません。



読売新聞:『日本で公表されない気象庁の放射性物質拡散予測』(2011年4月4日14時30分)

上記見出しの記事は http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110404-OYT1T00603.htm


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☆ 東京電力、津波は「想定外」という説明は詭弁でしかない。

2011年04月03日 | ☆ひやしんすの☆今日の出来事♪
4月2日の朝日の記事には、「東電や社員への苦情や脅迫、嫌がらせが目立ち始めた。」とあり、それは非常識であり論外なことである。みんな冷静になって欲しい。

だが、同じ日の一面にある「津波は想定外」という東電の発表は、とんでもない嘘言である。

「津波は想定外」という事にたいする抗議は、数多くのブログで3月26日位から取り上げられている事であるが、いつまでもこういった態度を取り続ける東電の対応には呆れるほかない。

東電が、自立(国営化されず)で頑張っていきたいという希望があるのであれば、なおさらのこと、態度を改めて悔悛するのが正しい行いであると思う。

先ず、2年前にIAEA(国際原子力機関)が次のように警告をしていたそうではないか。(このときの首相は麻生さんだったようだ。自民党にも責任大ありですね。)

    記事内容:産経ニュース 

「日本の原発の耐震安全指針は時代遅れで、巨大地震が発生した場合は持ちこたえることができない可能性があると警告していた」 (下記の参考資料を参照してください。)

上の記事は海外機関からの指摘であるが、国内でも共産党・福島県議団が、2007年に当時の社長であった東京電力株式会社 取締役社長 勝俣 恒久氏あてに申し入れをしている。(下記の参考資料を参照してください。)

さらに、国会では共産党議員の吉井 英勝(よしいひでかつ)氏(京都大学工学部原子核工学科卒)が2005年、2006年と原子力安全委員会に質問しています。まさか、このことを東電が知らないというはずはないでしょう。(下記の参考資料を参照してください。)

ドイツ在住のpfaelzerwein氏の新しい記事更新によると、

現地の新聞のFAZ(フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング)の記事には、

「日本の官僚機構を強く批判している。開かれた議論、市民社会、自主性が無く、日本のビジネスマンがハンドブック片手に ― MBAの肩書きを片手に - 世渡りをしているのと同じで、教科書がないところではその無能さを曝け出すと言うことである」 というようなことが書いてあるらしい。ホントに、なさけないことである。


参考資料:

 ウォール・ストリート・ジャーナル 「東電、甘すぎた危機対応策」

 日本共産党福島県議団 「福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ」

ゆかしメディア 「東電、保安院「想定外の津波」、2年前に指摘されていた」

 日本共産党 吉井英勝オフィシャルホームページ 【緊急メッセージ】地震・大津波と炉心溶融にいたる原発事故は何度も警告してきた

  産経ニュース  「2年前にIAEAが警告か 米公電を基に英紙報道」
 
  産経ニュース  「大津波、2年前に危険指摘 東電、想定に入れず被災」



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☆ 昨日は蕾だった桜が、咲き始めました。

2011年04月02日 | ☆ひやしんすの☆今日の出来事♪
すでに芥川の桜は昨日から開花していたそうです。

 

さて、昨日は東日本巨大地震で被災した市町村で住民情報を散逸したために住民の安否の確認が困難になっていることや、

総務省などの政府機関の活動について否定的な意見を述べましたが、

今日は、地震後、総務省の若手官僚が被災地:岩手県庁へ派遣されて、県庁職員と一緒になって復興に懸命に取り組んでいるようすを取り上げます。

(偶然に見つけたブログが総務省の職員の方のものだったのです。ブログ名:「朝礼での一言!」という名前のブログです。)

3月31日のNHKニュースでは、

皆さんもご存知でしょうか。『大槌町 住民票サーバーが残る』という報道をおこないました。

以下は、その内容です。(NHK記事)

津波で壊滅的な被害を受けた岩手県大槌町で、住民票などを管理するコンピューターのサーバーが、津波に耐えて役場に残っていたことが分かり、町はデータを復元し、住民の安否の確認を進めたいとしています。

大槌町は震災で町役場も壊滅的な被害を受け、住民票などを管理する「住民基本台帳ネットワーク」が使えなくなりました。

このため町は、1万5000人余りの住民について、避難所で生活している人を調べるなどして安否の確認を進めていますが、住民票のデータがないため、困難な状況が続いていました。

こうしたなか、職員が町役場の庁舎を調べた結果、「住民基本台帳ネットワーク」のサーバーが、津波に耐えて庁舎の2階に残っているのが見つかり、専門の業者にデータの復元を依頼したということです。

大槌町総務課の平野公三主幹は、「データが復元できれば、思うように進んでいなかった住民の安否の確認を行うことができる」と話しています。





「朝礼での一言!」では、

いかにして、地方自治体と中央官僚が力を合わせて、「住民基本台帳ネットワーク」のサーバーを救い出したかを書いています。

その、「データ救出作戦」については、 からどうぞ。

 http://urakami.no-blog.jp/blog/2011/03/post_a18a.html

上記の「データ救出作戦」は、2011/03/25の投稿です。

地震が起きた2011/03/12 からのブログ投稿も読まれたら、彼が岩手へ派遣された経過が良く分かると思います。


参考記事:http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110316/lcl11031617470006-n1.htm (産経ニュース)





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☆ 「東日本大震災」による住民情報(戸籍データー)の喪失について。

2011年04月01日 | ☆政治・経済・世の中
東京では桜が開花とのことですが、3月のお彼岸時期の寒さにより、こちら高槻では桜の開花が遅れています。

写真は、今日(4月1日)、家の近所で写した桜のつぼみです。

NHKによると、「政府は、1日午後、持ち回り閣議を開き、今回の震災の名称を「東日本大震災」とすることを閣議了解した。」そうです。

これにより、「今回の地震災害について、NHKはこれまで「東北関東大震災」としてきましたが、政府が閣議で名称を正式に決めたことから、今後は「東日本大震災」とすることにする。」とのことです。

今まで、報道でも色々な震災の呼び名が使われていて、果たしてどちらが正式な名称であろうかと思っていました。



さて、東日本巨大地震で被災した市町村では住民情報(特に紙情報)が、庁舎の罹災により喪失してしまったところが多いとのことです。役所が住民の安否を問うための活動を避難所においてしたくても、紙ベースの情報がなくては困難と思われます。

こんなとき、総務省では直ちに法務局に命じて、各被災地に住民基本台帳を印刷して配布しているのでしょうか? 住基ネットとはこういう時の為のものではないでしょうか。

ニュースをみると、どうもそうではなさそうですね。町村自らがお願いすれば、出来ているのかもしれません。

被災地向けの乾電池が届かない。情報:http://www.youtube.com/watch?v=JUdIfIh692U

支援物資(乾電池)は政府(危機管理センター)の手によりおくられるはずだったが、ちょっとしか送っていなかった。

理由は、「支援物資は」自治体の要請を受け送るものだから。」信じられない。




でも、似たような口吻を、風信子は阪神・淡路震災の後で、法務局で臨時に働いていたときに職員さんから聞きましたよ。

あのとき、神戸からはるかに離れた大阪府高槻市でも罹災した市民が多数いて、高槻市役所の各課は対応に大わらわでした。

資産税課では、罹災証明書を受付るための窓口は混雑し、内部でも必死に証明書の発行処理に追われ、家屋担当の職員達は、罹災した家屋の様子を直接、目で確認するために出動するのに大変でした。人数が足りない。と悲鳴をあげたくなったはずです。市として考えられる事は全てやったのではないでしょうか。(当然といえば当然ですが。)

地震から4年程たったときに、臨時で法務局に在籍したのですが、

「ねえ。ひやしんすさん。あの阪神の地震のときに、なぜ、市では、同じ地にある法務局に支援を申し出なかったのですか。こちらはずっと待っていたのですよ。」

「さあ。そう言われても・・・。なんせ市役所も対応に追われて、忙しかったし。」

「忙しかったら、よけいに当方に声を掛けて一緒に行動すべきです。一緒に廻ったら、お役にたてることも多かったでしょうし、まったく残念です。どうして連絡してくれなかったのかと、強く思います。」

「・・・。」

(なんで、法務局から手伝いますと声を掛けないの) とは言えなかった。



参考資料:

「さくら通り法律事務所」http://www.shimizulaw.jp/?eid=998316

「南三陸町の戸籍データ消失、法務局保存分も水没」読売新聞。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110319-OYT1T00893.htm?from=top

  
    更新情報 2013年10月26日。

  消失したと思われていた南三陸町の戸籍は2013年4月に法務局により復活していました。本当に、良かったですね。

       「東日本大震災により滅失した戸籍の再製データの作成完了について(平成23年4月26日)」






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