皆さんもすでにご存じの通り、今日行われた民主党両院議員総会で、野田佳彦衆議院議員が民主党の新しい代表に選出されました。明日の国会で、菅首相の後を引き継ぐ新しい総理大臣に指名される予定です。
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午前11時から始まった両院議員総会、まず最初のハイライトは、5人の候補者からの決意表明演説でした。持ち時間は15分以内。届出順に、前原氏、馬淵氏、海江田氏、野田氏、そして鹿野氏という順番で演説が行われました。今回は、この時点でまだ態度未定の議員が大勢いたこともあって、この決意表明演説が一つの重要な要素になるのではないかと言われていました。
皆さんそれぞれに意見があると思いますが、私個人の意見としては、一番、心を動かされたのは馬淵さんの演説でした。
前半、ちょっと田中角栄さんに入れ込み過ぎかな~という感じもありましたが(笑)、「日本全国どこに暮らしていても豊かさを実感できる日本にしたい」という思い、3世代12人の大家族で助け合いながら暮らしてきた経験からくる「家族のつながりの大切さ」についての訴え、そして、家族を養う(食わせる)ためには「それに足る雇用(つまり必要な収入が安定的に得られる仕事)が無ければならない」という信念 ----- 私の政治信条である「つながって、ささえあう社会」に通ずるその理念を、しっかりと前を向いて熱く訴えかける馬淵さんの情熱に、私は素直に感動しました。
そして、馬淵さんと同じぐらいいい演説をされたのが野田さんでした。
偶然にも、馬淵さんも野田さんも、ご自身が政治の道に興味を持たれたきっかけから話を始めています。馬淵さんの場合は田中角栄さん(小学校の教室で、先生から見せられた自民党総裁選挙のTV中継で田中角栄さんが決選投票の末、総裁に選ばれたときの様子)でした。野田さんの場合は、日比谷公会堂で社会党の浅沼稲次郎委員長が刺殺された事件をテレビで見て、「政治というのは命をかけて行う(怖い)ものなんだ」と子ども心に刷り込まれたことだったそうです。ご両人とも、それだけ小さな頃から政治を意識していたんだな~という驚きを感じましたが、政治家として寄って立つ理念が感じられてとても好感が持てました。
そして野田さん、最後の方で私の琴線に触れる言葉を発してくれました。
子ども手当や高校授業料の無償化に触れたくだりで、求職者支援制度や雇用保険の拡充にも言及して、「(日本の底力であった)中産階級の厚みが薄くなって、そこぼれた人がなかなか上がってこれない、そこに光を当てようというのが民主党の国民生活が第一という理念であった」という言葉です。
今回の代表選挙、私が一番不満だったのが、誰も「雇用・労働問題」に触れようとしないことでした。被災地の復興においても、日本の再生においても、強い雇用の創出が不可欠なのです。かつて、一億総中流と言われた、格差のない、みんなで豊かになっていく日本、それをもう一度実現することが必要です。野田さんがそのことに触れてくれたこと、嬉しかったですね。
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選挙は、1回目の投票で海江田さんが一番、野田さんが二番となり、決選投票で野田さんが過半数の得票を得て終わりました。昨日のブログでも述べたように、選挙の結果、みんなで選んだ新代表をみんなで支えていくこと、それが重要です。野田新代表も、就任演説で、全議員のこう語りかけました。「ノーサイドにしましょう。一人一人の同志、かけがえのない同志、みんなが汗をかいていく体制を築いていきたいと思います。(それは)国民の皆さんのためです。」
その言葉通り、何としても、被災地の皆さんの期待、民主党を応援してくれている皆さんの期待、そして国民の皆さんの期待に応えられるよう、新体制の下で一丸となって、直面する課題にあたっていきたいと思います。そして皆さんに「政権交代をして良かった」と実感していただけるよう、引き続きがんばっていきます。
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午前11時から始まった両院議員総会、まず最初のハイライトは、5人の候補者からの決意表明演説でした。持ち時間は15分以内。届出順に、前原氏、馬淵氏、海江田氏、野田氏、そして鹿野氏という順番で演説が行われました。今回は、この時点でまだ態度未定の議員が大勢いたこともあって、この決意表明演説が一つの重要な要素になるのではないかと言われていました。
皆さんそれぞれに意見があると思いますが、私個人の意見としては、一番、心を動かされたのは馬淵さんの演説でした。
前半、ちょっと田中角栄さんに入れ込み過ぎかな~という感じもありましたが(笑)、「日本全国どこに暮らしていても豊かさを実感できる日本にしたい」という思い、3世代12人の大家族で助け合いながら暮らしてきた経験からくる「家族のつながりの大切さ」についての訴え、そして、家族を養う(食わせる)ためには「それに足る雇用(つまり必要な収入が安定的に得られる仕事)が無ければならない」という信念 ----- 私の政治信条である「つながって、ささえあう社会」に通ずるその理念を、しっかりと前を向いて熱く訴えかける馬淵さんの情熱に、私は素直に感動しました。
そして、馬淵さんと同じぐらいいい演説をされたのが野田さんでした。
偶然にも、馬淵さんも野田さんも、ご自身が政治の道に興味を持たれたきっかけから話を始めています。馬淵さんの場合は田中角栄さん(小学校の教室で、先生から見せられた自民党総裁選挙のTV中継で田中角栄さんが決選投票の末、総裁に選ばれたときの様子)でした。野田さんの場合は、日比谷公会堂で社会党の浅沼稲次郎委員長が刺殺された事件をテレビで見て、「政治というのは命をかけて行う(怖い)ものなんだ」と子ども心に刷り込まれたことだったそうです。ご両人とも、それだけ小さな頃から政治を意識していたんだな~という驚きを感じましたが、政治家として寄って立つ理念が感じられてとても好感が持てました。
そして野田さん、最後の方で私の琴線に触れる言葉を発してくれました。
子ども手当や高校授業料の無償化に触れたくだりで、求職者支援制度や雇用保険の拡充にも言及して、「(日本の底力であった)中産階級の厚みが薄くなって、そこぼれた人がなかなか上がってこれない、そこに光を当てようというのが民主党の国民生活が第一という理念であった」という言葉です。
今回の代表選挙、私が一番不満だったのが、誰も「雇用・労働問題」に触れようとしないことでした。被災地の復興においても、日本の再生においても、強い雇用の創出が不可欠なのです。かつて、一億総中流と言われた、格差のない、みんなで豊かになっていく日本、それをもう一度実現することが必要です。野田さんがそのことに触れてくれたこと、嬉しかったですね。
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選挙は、1回目の投票で海江田さんが一番、野田さんが二番となり、決選投票で野田さんが過半数の得票を得て終わりました。昨日のブログでも述べたように、選挙の結果、みんなで選んだ新代表をみんなで支えていくこと、それが重要です。野田新代表も、就任演説で、全議員のこう語りかけました。「ノーサイドにしましょう。一人一人の同志、かけがえのない同志、みんなが汗をかいていく体制を築いていきたいと思います。(それは)国民の皆さんのためです。」
その言葉通り、何としても、被災地の皆さんの期待、民主党を応援してくれている皆さんの期待、そして国民の皆さんの期待に応えられるよう、新体制の下で一丸となって、直面する課題にあたっていきたいと思います。そして皆さんに「政権交代をして良かった」と実感していただけるよう、引き続きがんばっていきます。