AKB48の旅

AKB48の旅

「テレビをぶっ壊す」かな

2017年10月20日 | AKB
秋元康が企画、深夜生放送“スマホ”番組誕生 NGT48・中井りか出演決定

情報収集やコミュニケーションにとって欠かせないアイテムになっているスマホを駆使し、例えば、LINEを使って視聴者と番組出演者が生放送中に直接やりとりをしたり、視聴者からのリアルタイムでのやり取りを生の声として紹介したり、スマホを通してさまざまなことを募集したり。

 “生放送”という利点を最大限に活かし、「そのとき世間を騒がせている“時事ネタ”を盛り込んだ企画」「番組放送中に視聴者に呼びかけ、リアルタイムで進行していく予定不調和な企画」「新たなコンテンツを提案し、それに対して視聴者からリアクションをもらう企画」などを展開する予定。テレビを見ながら、スマホでその番組に参加する、現代人のテレビ視聴スタイルに寄り添っていく。

 さらに、15人の現役女子大生たちも番組に参加。ただし、スタジオ出演できるのは、15人の内、5人だけで、LIVE動画ストリーミングサービスの「SHOWROOM(ショールーム)」で行う人気投票で決めていく。また、「SHOWROOM」では、“番組に出られる権利”を掛けた芸人オーディションも実施。ネット上で一発芸やネタを披露し、視聴者の投票で上位になった人はスタジオに生出演できる。番組から、新しいスターは生まれるのか。


これを読む限り、なかなかに突っ込んだ企画と思われる。リアルとバーチャルの関係性をもう一歩突き抜けて、両者の垣根を可能な限り取っ払うというか、重ね合わせて疑似同一化してしまおうという試みなのかな。いよいよ映画「マトリックス」的な意味での仮想現実へと向かう、その足がかりとなるのかも知れない。

AKBワールドというものが、もともとそういう方向性を隠し持っていたとも言えるわけで、これは秋元氏の「予定調和を壊す」という言わば行動規範と整合的であり、敢えて過激な表現で言うなら、「テレビをぶっ壊す」ということでもあるんだろう。中井りかさんを持ってきたのも、そういう破壊志向として見れば納得。そういう視点からは、はたして中井さんの豆腐メンタルが壊れることなく耐えきれるのかが問われる、そういう展開こそ期待されることになるのかも知れない。