猫と暮らそう~里親募集~

捨て猫や行き場のない猫の里親募集をしています。

くまお古巣へ帰る

2017-08-02 14:42:13 | TNR
お久しぶりのくまおです




猫風邪をこじらせ瀕死状態だったくまおを保護してから5カ月が経ちました



今では風邪もすっかりよくなり元気バリバリです




室内飼いに慣れてくれたら里親様を探すつもりでいましたが
元気になればなるほどお外が恋しくなるくまおなのです


毎日毎日、起きてる時はずっと窓のそばで鳴き続けました

鳴くというより叫ぶという感じでした

だけどそのうち治まるだろうと思って見守ってきました


叫び声は日に日に大きくなります
その声を聞いてる私もせつなくなります


でもきっとそのうちお家の生活を受け入れてくれるだろうと信じていました




お外に帰りたいくまお

室内飼いで安全に暮らして貰いたいと思うにゃりん



お互いの気持ちはすれ違ったまま・・・




この日はエアコンの掃除業者が入るので
ケージに追い込んで入ってもらったが
ご機嫌斜めなくまお



今もまだ触ることはできません



クリスピーキッスでご機嫌直してちょ



食い意地だけははってるくまお





もう少し

もう少し

もう少しすれば落ち着くかも


しかしその日はなかなか訪れませんでした


くまおの鳴き叫ぶ声を毎日毎日聞き続けているうちに
くまおの本当の幸せってなんだろうと
考えるようになりました


家猫として誰かに大切に飼って貰うことが幸せだと思うのは
にゃりんの勝手な思いであって
くまおが思っている幸せとは違うのではと思いました



だけど保護してからだいぶ月日が経ってしまったので
元の場所にリリースしてちゃんとやっていけるのかという不安もあり
なかなか決断できずにいましたが
家の中で泣き叫んでいるくまおを見ると
やはりリリースしたほうがいいという思いが強くなりました


どうしてあげるのが一番いいか
いっぱい考えていっぱい悩んで
くまおのえさやりさんとも話し合い
出した答えは「リリース」でした







不安はあるけど何年も暮らした場所だからきっと大丈夫
そう信じて元いた場所へリリースしました

がんばれよ、くまお
何度も何度も声をかけながら
キャリーバックの扉をあけました

くまおはゆっくりと落ち着いた様子で外に出ていきました




くまおをリリースした翌朝


くまおはごはんを食べに出てきませんでした


やっぱり私の出した答えは間違っていたのかも
心配で心配でたまりませんでした





そしてそのまた翌朝


くまおが何食わぬ顔で
えさやりさんのごはんを食べに出てきたそうです


よかったーーー



夜様子を見に行ったら、いましたよ、くまおが



そして私があげたドライフードを食べてくれました
夜中だったので写真は撮れませんでしたが
(暗闇に黒猫、ご想像ください)
めっちゃ馴染んでました


仲間にいじめられることもなく
ずっとそこで暮らしていたかのように
リラックスしているくまお


くまおの姿を見て心の底から安堵しました


そしてくまおの餌場の新入り猫さんの避妊去勢も
頼まれついでにやっときました







まだ若いくまおはお外の生活が合っているようです

またもしかしたら何かの病気になるかもしれません
そしたらまた家に連れてきてあげようと思います





お外の生活がどんなに厳しくても
くまおがくまおらしく暮らしていけることが
一番の幸せだと感じています