猫と暮らそう~里親募集~

捨て猫や行き場のない猫の里親募集をしています。

飼主のいないねこ座談会

2019-11-07 16:52:58 | Weblog
先日、飼主のいない猫についての様々な問題について
議員さんを交えてちょっとした座談会がありました


とある方のお取り計らいで
板橋区議の坂巻議員がいらしてくれました



ブログ掲載の許可をいただきましたが
一応連絡先などは消させていただきました


私たち保護活動者から見た問題点や
改善して欲しい点など
ざっくばらんにお話することができました


いろいろ話が出ましたが
私個人としては以下の二点に
重点を置いています


助成金の見直し

板橋区では現在、
避妊去勢手術の助成金が
メス4000円オス2000円
一世帯30匹まで申請可となっています

これを一匹あたりの助成額を増やして
頭数を減らしたらどうかという案が出ていました

例えばメス30匹の申請をした場合こうなります
4000円×30匹=120,000円

一匹あたりの助成金を倍にして頭数を減らしても同じ金額
8000円×15匹=120,000円


今は年間一世帯30匹まで申請できますが
そもそも30匹も申請する人がどのくらいいるのか?

ボランティアでがんがん捕獲をしている人でもない限り
一般市民ではありえないのではないかという話が出ました

言われてみればそうだなと納得



区が一世帯あたり30匹の予算をとっているとして
30匹の申請をしなかった人が多い場合
予算は余っているのではないかという疑問がわきました


今回参加したAさんが区に問い合わせて
予算がいくらで毎年どのくらい使用して
どのくらい余っているかという情報を
開示してくれるようお願いしたのですが
区は、予算をどう使うかは区の判断ということで
開示してくれなかったそうです。


一匹あたりの助成額が増えれば
4000円では手術に行けなかった人が
8000円出るなら手術に連れていける
という人が増える可能性があるので
一匹あたりの助成単価を増額して
頭数を減らしてもらえるよう
坂巻区議が議会で提案すると
仰ってくれました




★ボランティアと行政の連携

今、板橋区は行政とボランティアの間での
連携がまったくありません。
過去に何度も行政とボランティアとの
話し合いの場があったと聞いていますが
折り合いがつかず決裂しています。

野良猫問題はボランティアだけががんばっても限界があります。
行政とうまく連携することが必要だと私は感じています。


できればボランティアを登録制にして
行政の指導の下、猫の活動をしています!
と堂々と言えるようになりたい

そうすれば、あまり協力的でない人や
反対している人にも説得がしやすくなるのでは
ないかと思っています
(実際はそんな甘くないかも?・・・)


猫ボランティアってなんか大変そうと
二の足を踏んでいる人も
行政が認めた活動であり
バックアップがあれば
やってみようかと思う人が増えるのでは
ないかという期待もあります
人手が増えれば一人一人の負担も減りますので
長く活動を続けていくことにもつながります。


えさやり=悪
みたいな悪い世間的イメージがある中
そうではない、えさやりをすることで
猫の頭数を把握し、増えないよう手術を行い
新たな飼主のいない猫が増えないよう
管理することができるということを
多くの人に知ってもらうことが
できるのではないかと思います。


エサやりを止めても、
猫は生きるためになんとか餌を探すため
ゴミを漁ったり、少ないエサ場を巡って
猫同士のケンカが頻繁になることもあります。
新しいエサ場を求めて移動する猫も出てきます。
猫が移動すれば目の前からはいなくなりますが
今度は移動先で猫のトラブルが発生します。
結局は地域間で猫の問題を押し付け合うだけで
なんの解決にもなりません。


一番の解決策は「避妊去勢手術」です
そして適切なルールとマナーを守ったやり方でのえさやりをし
頭数管理を行うことです。
手術して終わりだと新たな猫が流れてくることもあるので
常に管理を行い増えないようにすることが大事です。


そのためには地域住民の協力と
行政のバックアップが必要と感じています


自分の住んでいる街が
猫も人も幸せに暮らせる街になるよう
少しづつですが何かできることを
これからも考えていきたいです